345 :名無しさん :11/09/04 21:50:11 ID:5ICOzKD9
更新をよんだ。 
思いついた。 

かいてみよう。 

ではいきます。AA使います。 


346 :名無しさん :11/09/04 21:50:39 ID:5ICOzKD9
「兄上さまー。兄上さまー」 
「なんだい?ケティ」 

或る日のロッタ家。 
兄、ナオエがいるその部屋に訪れたのはまだ幼いケティだ。 
彼女が持っているのは、古い似姿。 
平民の間で描かれて流通した、いわゆるブロマイドのようなものだ。 
今は…自分の夫の似姿を知らないものがもっていることを忌避した 
王妃によって弾圧されたが最近細々と流通しているらしい。 

「あう!これだれですか?」 
そう言ってケティが見せたのは… 



347 :名無しさん :11/09/04 21:51:32 ID:5ICOzKD9
「次期グラモン家総領候補様」 


            ,イ/ 
        .,イ ./// 
        ,l:|ィ:l// ̄ ̄ >-.、 
      ,..<:∨、リ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>、 
     /.:.:.:.:.:.:ゞ':.:.:.:.ミ、.:.:.:.:.、.:.:.ヽ:.:.丶 
    //.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:l:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:\:.:.';丶ハ 
   ./:,'.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:';.:.:.:.:.:∧、:.:、:.:.:\i.:.:ヽli、 
  ,'. :i.:.:.:.:.:.:.:/:/:ハNli:.:ヽ:.:.∧∨ヽ_.li:.:ハ∧ 
  .i:,'.:l:.:.:.:.:.:.:,'.:.'.:l ∨V:.:.ヽ:.∧'´、V 、|li:.:.:.:',ハ 
  :|i:.:|:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.|.,ィ∨:\:.:.:.:.∧ ∨ |l|!:.:.:.ト∨ヽ 
  :||:.:|:.:/.: .:.l:.:.:.イ   \:.|\:.:.:.:Yィ云ミ|!.:.:.ハ.∧ 
  .∨:!:i:.:l:.:.:|∨:.| イ云 ヾ :iヽ::イ /.イl:.:.:l lヽ 
   }l:!:l:.:|:.:.:|:.∨liィリ゙ ̄`   ヽ `   从 リノ 
   |lハ:';.:!:.:l|:.:.|∨{、       _  ,: lハ 
   リ .∨∨!!:.:|! ヾ     r‐.........ーvl  ,:/リV.i 
     .lヘヾ!:.|lヘ    ∨:::::::::::::リ ./'ノl '┘ /|, イ 
     .|  lヽ::|ヽ \.    丶::_:::ノ /イ/|/ |ノイ / 
       ト、 V∧V :> ..      /〈.|l/ / ノ_/―‐z 
     ト、| \l/ハ   ::≧=‐イ从.リ ./ /⌒ヽ/ 
    ト|、 l| ミ=- .〉   :     / ∧ミ=-      `ヽ 
    ミ:|:.ヾ、   . /|l     ,′ .∧ >ミ 
  __ .>、   /  リ!    , 



348 :名無しさん :11/09/04 21:52:02 ID:5ICOzKD9
「次期ドクオ家頭領様」 

  /.:.:./.:.:.:.:.:.:/..:.:.:.:.:.:.:.:|/.:.:/\:.:.:.:\:.:.:.\\:\\ 
  /.:.:/:.:.:.:.:.:/:.:/.:.:.:∠二三/.:.:.:|  \:.:.:.:\.:.:.:ヽ:\:\\ 
 .:.:.:/:.:.:.:.:.:/.:./:.:.:.:/.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:|    ヽ:.:.:.:.ヽ:.:.:.:ハ:.ヾ:.:\ヽ 
 :.:.:|:.:.:.:.:.:/.:./.:.:,イ:.:.:.:/ |:.:.:.:.:.:.j    ヽ、:.:ハ.:.:.:.:l.:.:.:ヾ.:.:\ 
 :.:.:|:.:.:.:.:/:./:/ |:.:/  |:..:.:.:.:/ ___   ヘ.:.:.:ヘ.:.:.:|.:.:.:.:',\.:.ヽ 
 :.:.:|:.:.:.:.|.:.:,ィ==T':7   l:.:.:.:/'´  ̄ `㍉、 ヘ.:.:.:ヘ:.:.ト、:.:.:.', .\! 
 ..:.:|.:.:.:.:l:.:/    レ′    |.:./   ___  ヽ.ヘ.:.:.ヘ:.:|::\.:.:.:', 
 :.:.:|:.:/レ' ,ィエ幵卞、    レ′ 〃,r=二ミz、 ヘ.:.:.:l:.l::::::l\.:.', 
 :.:.:l∧  〃 ん:::7 ,ハ        ん::( ハ. ㌔ ∧:.:l::「l:::|. \! 
 .:.:l  〉 〈i. |ト、:::しノi        |ト、::::::j:i|  i〉lハ ヘ.:l:| ト、! 
 ∨ 〈∧.  弋入;;ソり _      ゞ'ュ匕り   l イ ,ヘl:|ノ 
  \ ,ハ   ゞー‐'f´  ヾ-r' ̄ヽ  ̄´   /  /j,! 
    廴ハ       ゞ__ノ . 廴__ノ      /ーイ 
      \                  ∠ 
        > 、     tュ    _ ィ ´ 
         _≧ト 、   , < ト、 
    , ‐一=: : //.|  ̄  _ / ト、 
   /: : : : : : : /: :/  | _, r -<    /: : 「ヽ、 
.  //: : : : : / : : イ ,代         ,イ: : : | : : \ 
  | l: : : : : : \ :_/.レ!::::::\     // : : /: : : : : \ 
  | l: : : : : f  ̄´|  |::::::::/ \/ / : : /: : : : : : : : \ 


349 :名無しさん :11/09/04 21:52:49 ID:5ICOzKD9
そして… 
「次期ロッタ家頭領様」 

            ≪〃:/,:l::l l::::',::::::::::.、  .\::ヽ.\:::\:::::::::l}::/ 
            ,'::i:l:l.,'!:ハ!. V:、::::::::::..ヽ.   \:.ヽ:\::.ヽ:::::::: 
             l:::|:::l':::ll``ーミx';::::\::::..\:..、 \::\\::';::: 
             |:::!:::l:::::';ミ≧.、ヽ.::::::.\::::..ヽ、ヽ、≧、ヽⅥ! 
            l:::::::l::';:::ヽ ゞ-'ミ \、::::..\:::::::≧三≧ミミミ 
             .V:::::';ハヽ ` ̄` l.  \ミ≧三ニ=≦::::::リノ:::: 
             .ヽV.::::     /,'   `  ̄ ̄  /ィ:::l|:l〈|~ヘ 
              .i:::从   ` 、 ‐       /'./.::|!:|ノ~ノヘ 
               ,!::::::::ヽ.   、___, ィ   /.::::;.!:| .}::Yl::::::: 
              ,'::::::::::ト从.、  ー-- ̄´   ィ',':::::; !:l }'::::| l:::::: 
               il::::::::::|```ィヽ      ,..イ /.:::::;.,'::l〈:::::~:::::: 
               ||:::::::lメ/,ノl `ー‐ ´   /イ:::::;':::l X‐ 、_ 
   _,<⌒> 、_, -// ̄ ̄,' i:::::l        ./ .|ノ::::::/! |!,'´l`ーz 
  // /     / //    i  l/.,'        ./  ///ノ :|. ,',' / // 
  ,' i  l     l ,'.,'    .人./ ,′     ./  ///  :' /:l /.::::i 




350 :名無しさん :11/09/04 21:53:18 ID:5ICOzKD9
ナオエは最後の一枚で盛大に吹いた。 
ない。 

これはない。 
たぶんあってはならないだろう。 
色々とご婦人方の妄想というかなんというか。 
ただ幼いころに母が父に関して「騙された」とかいっていたのは… 
と思ってしまう。 
そしてケティにまあ人違いだろうといおうとしたそのときだ。 

「ほう。似姿か」 


351 :名無しさん :11/09/04 21:53:55 ID:5ICOzKD9
声が聞こえた 

「確かにそれは総領様ご本人。ファーザー様だ。 
 かつてはトーリという名前であったのだが 
 自分が何も出来ないと思っておる方でな。 
 みなの代表とならねばならない、と 
 皆の父にならねばならない、と思っておられたらしく、総領になられるとき名をかえたのだ。 
 ファーザー 
  父  と」 

近寄ってくる。その足音と声音が。 

「確かにドクオの頭領だな 
 幼いころは天才と呼ばれていて…メイジとして将来を嘱望された。 
 まあ最近では史書編纂にはまり込んで魔術研究をしておるらしいが」 

そして。ナオエの頭をがっとつかんで 

「そんなに私が太ったのがおかしいかな? 
 昔「チンゼイハチロウ」の逸話を読んで戦艦を弓で落とせぬ物かと訓練したものだ。 
 ハハハハハハハハハ…」 

「ハハハハ……」 

乾いた笑いを、ナオエは浮かべた。 



「よろしい、ならば再教育だ」 


352 :名無しさん :11/09/04 21:54:50 ID:5ICOzKD9

思いつきで書いた。反省は多分しない。それでは失礼します。 


353 :名無しさん :11/09/04 23:11:52 ID:kM+egV8X
乙です 
まぁ年齢を重ねると顔や雰囲気って変わりますよねww 
ラピュタのドーラ婆さんの経年劣化が現実にありうる話だってのもよく聞く話ですしw 


354 :名無しさん :11/09/05 01:08:54 ID:hYn/Mak/
まあ白人女性はもの凄い勢いで劣化するよねw 


355 :名無しさん :11/09/05 11:42:08 ID:AXgagnyU
ファンタジーじゃなく昔話や童話ならそんなことないのに・・・ 
やる夫が「ファンタジー」と呼んでるものってそっちに近いんだよな 


356 :名無しさん :11/09/10 22:30:56 ID:NXgSVN+e
なんとなくキュンキュン回ってきたので 
召喚のほうでアニエスメインで、 
やる夫降臨でトリスタニアへの人口集中により若者がいなくなり、働き手を失ってしまった地方の村々。 
血縁的には保守派だったけど宮廷には興味なくて 
気がついたら落ちぶれていました、な研究者肌の爺さん達。 
そのほかはみだしものを集めた姉御肌のアニエスが、 

デーンとの国境に村を作りはじめた。 

実質トリステインの飛び地となるその大地。(民がみんなトリステインの人) 
アニエスが望んだのはフィーナの立場の確立。 
自分達が滅ぼされることを口実にトリステインのデーン侵攻の口実にしよう。 
向こうの降伏条件として『統一勢力の降伏』とすればいい。 
基本まとまらない彼らにフィーナを盟主として仰がせ、形式上フィーナが降伏すれば立場を確立できる。 
上下関係も決まってしまうけど。 

ついてきてくれるみんなは上手いことトリステインの援軍がきたら押し付けてしまおう。 
何人か、みんな死ぬかもしれない。 
少し、背負ってくれてもいいじゃないか。そんなことを思ったアニエス。 

だがそのときがきたとき、誰一人として逃げなかった。 
手製の槍を持って従ったじいさんはいった。 
「助けてくれたのはあんただけだった」と。働き手を失いどうしようもなくなっていたときのことを思い出して。 
やさぐれていた傍流貴族は言った 
「俺の主は白の英雄でも、ナギ=アンリエッタでもない。 
 飲んだくれてるが信頼できる馬鹿なねーちゃんだ」と。家系での立場なく、戦術に拘った彼は言った。 
古い彼女の友人はいった。 
「…地獄の果てまでついていく。再会したときそう決めた」 
気がつかれない恋心を秘めた男は最後の最後まで彼女に従った 

迫るデーンの兵士に、遠くに見るトリステインの援軍に。 
彼女は高らかに告げる 

「さあ来なさい、あんたらに手痛い打撃を加えるものを、 
 さあ来なさい、あんたらがいらないと見捨てたものを 
 さあ来なさい、誰にも語られぬ犠牲でしか数えられぬだろうものたちの意地を!」 


そんなネタを考えて、齟齬が大きすぎるわ、やる夫が見捨てる、のはねーわなとか。 
無理がありすぎて結局書かなかったなあと思いなんとなくで供養。 


357 :名無しさん :11/09/10 23:55:28 ID:Xdd4hZS5
召喚のほうにアニエスって出てきましたっけ? 
フィーナのお姉ちゃんでフィーナの偽名としてはともかく 
人格持ったキャラとしてフィーナのお姉ちゃんは行方知れずのままでなかった? 


358 :名無しさん :11/09/11 00:06:16 ID:QyiOYRPa
嘘予告みたいなのでAA雪路で一回だけ出た記憶がある。 
あのもう一つの妖精亭とか出たときだったかな? 




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