364 名前:名無しさん[sage] 投稿日:10/09/24(金) 19:39:57 ID:xOG9lKTh 
此処の住民諸氏の様に、AA支援や閑話なんか無理だかんな……。 
一寸、妄想のままに人物図鑑風のやつを書いてみるか。 

               ____ 
             /   ト  \       トンヌラ・アベル・ド・ニューソクデ・ド・トリステイン=アルビオン 
           / ─    ─ \     生没年:旧ブリミル暦6XXX年~6XXX年(A.H.XX年) 
          /   (●)  (●)  \    在位: A.H.2X年~A.H.5X年  
            |      (__人__)     |    異名・俗称: 統一王、精霊王、ハルケギニア大王 
          \     `⌒´    ,/    家族構成:一男一女       
          /     ー‐    \    兄弟姉妹:異母姉三名(未確認が数名有り)       

     ※絵は即位直後に描かれた物である 

大トリステイン王国国王。母はトリステイン中興の祖と讃えられたトリステイン女王、ナギリエッタ。父は遥か東国より訪れ、 
流浪の身から一代にして大領を束ね上げ、『トリステインの護り手』を始めとする様々な異名を持つ伝説のメイジ、 
ニューソクデ・(中略)・ヤルオである。 
歳の離れた異母姉達からの溺愛を受けて育った為か、広く伝わるその為人は茫洋とした温和な人物であり、宮廷内において 
凡そ表情を荒げたり怒声や悪罵を吐く事は、極めて稀だったという。 
それを見た、一部の宮廷の吏僚や貴族達からは統治者としての資質や覚悟等への疑義の視線があったが、母から受け継ぎ 
詰め込まれた政治的センスや判断・処理能力は本物であり、実力を持って不安を払拭せしめた。 
そして母の代より続く、政戦経各面の統一事業は彼の手にてほぼ果たしたが、多くの二代目が陥りがちな有能な先代への対 
抗心や劣等感、競争意識等は彼には無縁であり、生い立ちと性格故の余裕などがそれを助長したとも言われている。 
幾多の武勲を挙げ、『トリステインの護り手』、『白い鬼神』といった異名を誇る父と違い単身での武辺話は少ないが、父から譲 
られた王家の宝剣こなたリンガーを携え、戦いに彩られた人生を駆け抜けながらも、只一度の負傷も無かったのは事実である。 
尤も、彼の最大の功績は旧トリステインの悪弊だった硬直化した人事や統治・運営機構の血の入れ替え・再編並びに法自体の 
改革を推し進め、宮廷内に居座る旧弊・既得権益に執着する譜代や旧閥、法衣貴族らとの十数年に渡る暗闘にも勝利し、 
王家の独立性と主導権を高めつつ下級貴族や平民にも広く人材を求め、巨大化したトリステイン王国を有機的・効率よく運営 
しうる一連のシステムを完成に導いた一事(無論彼だけの力では無く、母や親族周りの全面的な支援があればこそだが) 
であろうが。 
――そして。多くの旧家・名家・王家の女性と情を通じ、多くの子を成した艶福家として有名な父(※それ以後、ハルケギニアに 
おいて、不特定多数の異性から好意を向けられ縁を持つ様な男に向け、他の男共が有り余る嫉視と羨望を込めて「もげろ」ない 
し「爆発しろ」と呟く様になるのは、彼の所業に原因を求めるモノだと、まことしやかに語られる)と違い、身辺に愛人・寵姫の類を 
持たなかったのは、父との大きな差異であろうか。 
他、彼に纏わるエピソードとしては義兄弟であり、御守り役兼覇業の片翼ともなったグラモン家当主との友誼がつとに有名であり、 
当時から様々な詩篇や戯曲の題材にもなる程であった。(以下略) 

                                    ※民明書房刊・トリステイン列王伝より抜粋 




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