3 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:49:20 ID:cUzCF.Ks
＿
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4 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:49:50 ID:cUzCF.Ks
' ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;:::: ｲ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ__,// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ `
ゞヾ;ゞ;＼ゞ;ゞ |iiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::::: :ﾚ;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:::: .|:/ ヾゞ `
´ |iiiiii;;;;;::: :|' `
|iiiiiii;;;;((,)| ｀
|iii;;iiiii;::;:; |
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∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧
(｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´)
（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l)
`ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ'.;.
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＿＿ - ニ ―― ＿_ ￣￣ ＿＿ ― ￣￣
─ ￣ ＿ ＿＿_￣￣ 二 ─ ＝ ─二 ─ﾆ─‐ ￣＿ ＿＿￣
二── ＝ ￣￣＿ ￣￣ ─二 ─￣￣ ──二─ ＝ ─二 ＿ ￣
＿＿＿_
／ ＼ ／＼
／ ● ● ＼ 行くおっ！
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
＿ヽ （_.ノ ィ’
（ ￣ 、---／⌒i
￣￣￣（＿＿＿／ |
/ ,-－ 、 |
／ ,-| |／
＿/ / | |
'、( ノ （＿／￣￣￣ヽ、
゛￣￣￣￣ ―――――'
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
彼の名前はヤルオ（10）。前回のやる夫の転生体である。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
5 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:50:06 ID:cUzCF.Ks
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
……前世を考えると信じ難いことだが、ヤルオは同年代の村の子供たちと共に外で遊んでいる。
しかも、かなり楽しんでいるようだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ ● ● ＼ ひゃっほーーーーっ♪
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ （_.ノ ィ’
／ ⌒ヽ、
／ ／| /⌒, -（￣）-、
（＿ﾉ ヽ _| ﾉ ￣ ヽ
/ (／ /
/ ／ ／
（／ ／
,ー＜ ／
ヽ＜_ ／
ー― '
＼ ヽ / / ／
(Д´) ∧＿∧ ∧＿∧
ノノ⊂（∀・ ）､（∀｀∧ ∧
┌ < (^ニ /l .(Дﾟ,, )
（_┌ （_ ○ﾆ ○v
し l l l ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だがよくよく考えてみると、今のやる夫（ヤルオ）は記憶を封印されてまっさらな状態だ。
加えてこの世界にはテレビやコンピューターゲーム・ネットなどというものは存在せず、
家自体もまともな灯りどころか窓すらろくに無く、昼でも薄暗い。
はっきり言って、外でみなと遊んだ方がよほど楽しいというものだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
6 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:50:22 ID:cUzCF.Ks
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それに、女神（ニャル）から与えられたチートがある。
例えば全ての人・亜人種族の「いいとこどり」なヤルオの肉体は、
人間でありながら獣人の中でも優れた個体に匹敵する運動能力を秘めている。
未だ幼生体かつ未覚醒ではあるが、それでもはっきりいって同世代――
数歳年上年下連中も含めて――の中では圧倒的だ。
つまり子供たちの中では顔役という訳で、そりゃあ悪い気はしないだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ヤルオのやつ、相変わらずすごいよなあ。
小さな板切れ1枚で、あんな急斜面を立ったまますいすい……。
ああ、俺達なんか倍以上大きい板切れに座ってだもんな。
動きもまっすぐしか進まないし。
∧,,∧ .∧,,∧
∧∧(｀・ω・´)(｀・ω・´)∧∧
(｀・ω・´).∧∧) (∧∧(｀・ω・´)
｜ Ｕ (｀・ω・´)(｀・ω・´) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉ u-ｕ
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／● ● ＼ ～♪
|) (_,､_,) ⊂⊃ |
ヽ ヽ._） ／＿
/⌒, ￣ ＿）
/| l＿ /￣￣
. | ヽ＿＿）／
> ) 、 ＼
/ / ＼ ＼_
/￣￣￣ヽ､) ヽ＿__）'￣>
゛――――￣￣￣￣￣￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ああ更に付け加えるならば、彼の実家は村でそこそこの“顔”だ。
だから豪農大農と言われる有力者の坊ちゃん嬢ちゃん方にも、
無論ある程度の配慮は必要だろうが）いちいちへいこらする必要はない。
実に気楽なものだ。
（ヤルオの実家はいわゆる中農だが、そもそも中農以上の家は村の半数程しか存在しない。
ましてや「中農でも上位の家」であるヤルオの実家は、上位二割の層に入る程だ）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
7 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:53:32 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
――そんな訳だから、ヤルオは村の生活にも適応し、人生を謳歌していた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿_
／＼ ／ ＼
ｷﾘｯ! ／ 〓 〓 ＼ ヤルオはケンカも強くて何でもできる天才なんだお！
/⌒ヽ|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |/⌒i
＼ ﾍ / /
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
〃 ／ ● ● ＼ ミ しかも実家は毎日肉か卵かチーズを食べられる(*)ようなお金持ち。
/⌒ヽ|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |/⌒i . 甘くてクリーミィで、こんな素晴らしい生活を送れるヤルオは、
＼ll|l ヽ._） l|lll / きっと特別な存在なんだおw
人l||l |l||l 从 ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
( ⌒ ) ( ⌒ )
※「肉と卵とチーズ」ではない。あと量についても「お察し」でさほど多くは無い。
8 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:54:09 ID:.1HEdYUk
------------=================ニニニニニ三三三三三ニニニニニニ=================------------
---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------
-----========ニニニニ三ニニニニ========-----
----====ニニニ====----
---===---
-
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼ⅲⅲ Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-～～-―へ`~~ ]、
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
9 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 13:55:13 ID:.1HEdYUk
|十| ::: .. : ... :::
|十| .. : . : . :::
ト'┤ : : . :::: .
/l -ﾄ､ :. ::
|┼┴| :: . '';;;.;
|┴┬| : .; :: ;;
|┬┴ト----､
斤江エエ工エエ丸 : .. .. : . :. :;;':: :
├+ｲ＿,|＿|＿|_,ト-| :: ; ::: ::
|十|: ..:)ﾉ: )',,.:ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| :: ...
=========」工|':,ﾍ/Yﾍﾞヾ`.|工L_===========================
:; : :: . ::: :. . ; ...
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼ ……ねえ、ﾄｰﾁｬﾝ。ヤルオは剣を習いたいお。
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ィ’
10 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:05:16 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ある日の夕食、ヤルオは父親におねだりをした。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ｒ ､
| ＼
ｰ―-､ ____|＿ ヽ_
´ ｀ヽ.
＼/ 父 :, 剣？ 剣、か…… う～～ん……。
i' -― ‐- i
l し l
ゝ､ rっ /
／⌒ ,.-ｰ-､___,ノ^)
｀⌒ｨ 〈
ﾞｰ--､ ＼
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ まあ！ ダメよ、ヤルオ。そんな危ないこと！
! ＊ r‐-､ |
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
11 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:07:04 ID:.1HEdYUk
＿＿＿
／ノ ヽ_＼
／ ● 三 ●...u＼ 危なくないお！ 強く…身を守るためのスキルだお！
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ .|r┬| .ィ’
. `ー'´
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ 何を言っているの！
/ ０ ０ ヽ 下手に剣なんて習ったら、お前が大人になって獣や盗賊が出た時に、
! ＊ r‐-､ | . 真っ先にかり出されるわよ！
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だが、母親が真っ先に反対する。
確かに戦闘系のスキルなんぞ持っていたら、何かあれば真っ先にかり出されかねない。
少なくとも、そういう圧力（或いは空気）が生じるであろうことは間違いない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
12 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:09:37 ID:.1HEdYUk
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ そんな危ないこと、大農の方々や村の小作人たちにでも任せればいいの！
/ ０ ０ ヽ れっきとした自作農の惣領息子である、お前がやることじゃないわ！
! ＊ r‐-､ | 下手をしたら、いくさの時に兵隊にとられてしまうかもしれないよ！？
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
＿＿＿_
／ノ ｀ヽ＼
／ ○ }liil{ ○ ＼ 今だって、きっとかり出されるお！
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ | だって、ヤルオは親分（餓鬼大将）なんだお！？
＞ |!i|!| ィ’
. |ｪｪ|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヤルオは反論するが、単に腕っぷしが強いのとスキル持ちとでは根本的に異なる。
スキルは言わば“神の祝福”であり、それほどの「重み」があるものなのだ。
……しかし、賊や獣といった存在に対してまるで他人事の様な母親の口ぶりから察するに、
どうやら彼女が考える危機とは「村の一部の動員で事足りる」程度のものらしい。
彼女の思考が特別なものでないとするならば、このあたりは比較的平和な地域のようだ。
（また何かあれば「大農層が率先して当たる」ということは、
或いは彼等はかつての日本で言うところの地侍化しつつあるのかもしれない。
もっとも「いくさ云々」などという言葉が出てくる社会であるから、むべなるかなだが……）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
13 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:12:18 ID:.1HEdYUk
ｒ ､
| ＼
ｰ―-､ ____|＿ ヽ_
´ ｀ヽ.
＼/ 父 :, それに金もかかるしなあ～。
i' -― ‐- i ま、気持ちはわからんでもないが……。
l し l
ゝ､ rっ /
／⌒ ,.-ｰ-､___,ノ^)
｀⌒ｨ 〈
ﾞｰ--､ ＼
,、 ,、
,;' .';,. ;' ';,
,; ';,.,.,.,.,..,,,;' ';
,; :｀:､
,:' ノ（ :::::::',
:' ヽ、,., ,，' ⌒ ::::::i あなた！
i ◯ ◯ ::::i
' :'''' ＿＿_ "''´ ＊ ::::i
`:､ `----､ ::::::::/
,:' ￣￣ : :::::::::::｀:､
,:' : : :::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
母親程では無いが、父親もあまり乗り気ではないらしい。
どうやら剣を習うにはお金が必要らしく、それを渋っているようだ。
（両親の話を聞くに、やはりこのあたりは比較的平和な地域のようだ。
いくさがあり、更に獣や賊が出没し自らがこれを討たねばならぬ社会。
――であるというのに、剣を学ぶのが「特別な事」であるようなのだから）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
14 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:13:55 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だが、意外なところから援軍が現れた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿
／ノ ｀ヽ＼
／ ○ ○ ＼
|⊃|｜(_,､_,)|｜⊃ |
＞ ヽ._） ィ’
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ |
i | ま、いいんじゃないか？ 払えん額ではあるまい。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
15 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:15:19 ID:.1HEdYUk
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
〃 ／ ● ● ＼ ミ ｼﾞｰﾁｬﾝ♪
/⌒ヽ|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |/⌒i
＼ll|l ヽ._） l|lll /
人l||l |l||l 从 ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
( ⌒ ) ( ⌒ )
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ お義父さん！
! ＊ r‐-､ |
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
16 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:17:26 ID:.1HEdYUk
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ |
i | それにヤルオは年の割に力も強いし覚えも早い。
ヽ ﾉ￣| / 決して無駄金にはならんだろう。
> ´ ￣ ｀ <
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ だからこそ、なおさらですよ！
! ＊ r‐-､ | スキルなんて持ったら――
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
17 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:20:18 ID:.1HEdYUk
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ | ……スキルを持っていようがいまいが、巻き込まれる時は巻き込まれるさ。
i | 幸いここ最近は平和だが、この状況がいつまでも続くとは限らんからな。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
ｒ ､
| ＼
ｰ―-､ ____|＿ ヽ_
´ ｀ヽ.
＼/ 父 :, 確かにちょっと不作が起これば食えなくなるような連中が少なくないですからね。
i' -― ‐- i ましてや凶作にでもなれば……。
l し l
ゝ､ rっ /
／⌒ ,.-ｰ-､___,ノ^)
｀⌒ｨ 〈
ﾞｰ--､ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
祖父の言葉に、父親が顔を顰めながら同意する。
この村を含め、世間にはギリギリの状態で暮らしている者が少なくない。
当たり前のことだが彼等は蓄えが乏しく、また日々の糧（仕事）を他者に依存しており、
故に不作になればたちまち困窮する。
ましてや不作が続けば、そうでなくとも凶作になれば文字通り干上がるだろう。
……そして不作や凶作は、いつか必ずやってくるのだ。
（更に言えば、その際に干上がるのはなにも人間ばかりではない！）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
18 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:21:24 ID:.1HEdYUk
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ |
i | 何れにせよ、自分の家や財産を守るには剣も必要だろう。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ ですから、そんな危ない事――
! ＊ r‐-､ |
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
19 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:23:24 ID:.1HEdYUk
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .| だから、「常に頼れるとは限らん」と言っているのだ。
/ ＿ヽ,, ノ＿ | そうでなくとも大農連中にばかり任せていては、いずれ完全に頭が上がらなくなるぞ。
i | ……それこそ小農小作農の連中のようにな。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
ｒ ､
| ＼
ｰ―-､ ____|＿ ヽ_
´ ｀ヽ.
＼/ 父 :, 確かにうちが村でそれなりの発言権を持っているのも、
i' -― ‐- i . 仕事を自前で賄える自作農だから…「自立しているから」ですもんね。
l し l
ゝ､ rっ /
／⌒ ,.-ｰ-､___,ノ^)
｀⌒ｨ 〈
ﾞｰ--､ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
普段寡黙である祖父は、いつになく饒舌だった。
……たぶん、彼なりに思うことがあるのだろう。長く生きていたが故の「何か」が。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
20 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:26:24 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
もっとも、言い出しっぺのヤルオはかやの外だった。
知力補正――未覚醒なので不完全なものだが――でなんとなく意味は分かるものの、
いまひとつピンとこないのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿
／ノ ヽ_＼
／ ● ● u＼ （なんか話が難しく（大事に）なってるお……）
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ィ’
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ |
i | ヤルオ、剣を習うことを許してやろう。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
21 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:28:12 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
だから、単純に結果を喜ぶだけだった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
〃 ／ ● ● ＼ ミ 本当かお！？ ありがとう、ｼﾞｰﾁｬﾝ！
/⌒ヽ|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |/⌒i
＼ll|l ヽ._） l|lll /
人l||l |l||l 从 ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
( ⌒ ) ( ⌒ )
|＼ /ヽ
| ＼ / |
i ＼＿＿＿/ |
ヽ,. 祖父 .|
/ ＿ヽ,, ノ＿ |
i | その代わり、習うからにはしっかり学べよ。
ヽ ﾉ￣| /
> ´ ￣ ｀ <
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ゛ー─''" ､|
レ _,母､_ ヽ
/ ０ ０ ヽ ……家の手伝いも今まで以上にしっかりやるのよ？
! ＊ r‐-､ | ただでさえ習い事で時間が減ってしまうのだから。
l l | し !
ヽ ト─' /
/ /⌒ヽ /⌒ヽ
/ γ 丿| |
22 ：名無しさん：2014/09/07(日) 14:29:54 ID:7Nrt4dZM
記憶思いださない方が健全に育ちそうｗ
23 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:34:40 ID:.1HEdYUk
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ヽ;（￣ヽ `､ /ヾヽ| ＿
ヽ`'-､_ゝヽ.. ("＼ヽ＜。>-.,--､､___
"~ヾ-~``-`'- ＼.＼ ,,",,ヽ,)___,,..,,__＼
⊂二 ／ ,.-)| ／＼ `'-ゝ
┐┐__ （_／,,..-''"-``/￣￣
／"二"＼i┐,,.., /.i ￣.i.| ／⌒ヽ
￣ ＼ ＼-''")＼ __./ .i"￣`iヽ ／／"i".＼
,,..-''" .／ ＼ヽ /----i ＼/ i ＼
,,. .-''" ／ι］___/ .., /-─--i ） rゝ i ＼
＼ ／⊂ゝ__ ヽヽ |i i| "⌒丿ヽ i ＼
|／ ＿ ヾ⊃--i""￣￣"＼__,.⊂-ヾ⊃ i ／
＿＿＿_
／＼ ／＼
＿＿＿＿＿ ||＼ ,-―.／ ● ● ＼
＜＞―――――‐}◎'ユ |⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
￣￣￣￣￣ ||／ ｀￣ ヽ , ＜>､＿ィ’
} i´ .ｒ'> _ T l|
r'´￣ | {l´_^i} | ||
ヽ ﾏ、 | ｀二ｸ ﾘ7
/ }/ ヾ≧、_メ'
ゝ- '/ /
〆 /
ゝ.＿ノ
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Ｏ
＿＿＿_ ｏ
／― ―＼°
＿ ／ ー ー ＼ ｚｚｚ…
（ | ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
＼（￣ ⌒⌒⌒⌒￣⌒ ⌒ ⌒ヽ
ヽ ＼
＼ ＼
ただいま睡眠中…
しばらくお待ちください .
Now loading... .
└──────────────────────────────────────┘
24 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:36:09 ID:.1HEdYUk
' ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;:::: ｲ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ__,// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ `
ゞヾ;ゞ;＼ゞ;ゞ |iiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::::: :ﾚ;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:::: .|:/ ヾゞ `
´ |iiiiii;;;;;::: :|' `
|iiiiiii;;;;((,)| ｀
|iii;;iiiii;::;:; |
i,､,.､､,,､,.,,,､,.､､iiw,,､,.､､,,,wﾉiiwiiiiｉ;;,.､,|,,､,.､iiwii,,,､,.､､,.､,,,,､,.､､,,iiｉww,,､,.､,.､,,､,.､wiY,,､,.
:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:..;.;..;..
;..;..;:.,.,:;.;.;;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:,;.:..;.
::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:. ..:;. ;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: . .::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;;..;..;:..: ,;:.;.:,;.;.;..;.
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:.::;.:.;.;.;..;..;:. ,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..:.;..;:..:;.,;:.;.:,;
.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;: .,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;. ...:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;.;.;..;..;:.,.,::. , ;.; .;..;:.:.;.:,;.:.::;.:.;.;.;.
∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧ ... ∧,,∧
(｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´) (｀・ω・´)
（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l) ....（l l)
`ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ' ... `ｕ-ｕ'.;.
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／ ─ ─ ＼ ──そんな訳で、これからは今までの様に遊べなくなるお。
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ヽ._） ィ’
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
翌日、ヤルオはさっそく仲間たちに自慢した。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
25 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:37:47 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
それを聞き、仲間たちは口々に羨望の声を上げる。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,,
,;'" ;, ,,
,;'" ;, ,,;''" ,;i
,,;;''"" ''"""ﾞﾞ,,;'' ,;;i ヤルオ、剣を習うのかあ。いいな～。
,,;;'" ..,;;;'
,;' Ｏ ﾞ;, ,,,
;, "" ○ ;; ;;' ﾞ;,
ﾞ;, i"ヽ '"" ＊ ,;' ﾞ;, ﾞ;,
ﾞﾞ:::::... `ｰ' ,,;' ﾞ;, ﾞ;,
ﾞ::::::....... ,,,;;;:::'"; ;; ;;
;';:::.. ﾞ::,,. ,;' ,;'
ﾞ; ﾞ::,,.
iヽ /ヽ
| ﾞヽ、 / ﾞi
| ﾞ''─‐'''" l
,/ ﾞヽ
,iﾞ ﾞ サタンさんのとこだろ？
i! ○ ○ ,l 確か月に10シリングいるんだっけ。
ﾞi,, ＊ |￣￣| ,/
ヾ､,, / ,／
/ﾞ " ￣ ヽ
/ i!
(⌒i 丶 i ! i!.,
γ"⌒ﾞヽ l l γ'.ヽ
i i,__,,ﾉ i,__,,ﾉ_,,丿
ヽ,＿,,ノ"~´￣ ￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
……金額がすぐ出てくることから察するに、どうやら彼等の中にも親にねだり、
「それ」を理由に却下された者がいるようだ。
そんな彼等の話によれば、剣の授業料は週3日で月10シリング。
この他にも入門時にひと月分（10シリング）の“挨拶料”、
更に毎年春と秋の収穫祭には半月分（5シリング）の“祝儀”を払わなければならないらしい。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
26 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:43:32 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ちなみに黒麦と並び農民の主食である大麦が、1ブッシェル――
容積の単位で約36L。大麦なら約22㎏分になる。
――あたり通常10～15シリング。
つまり10シリングは、下手をすれば「丸々大麦1ブッシェル買えるだけの価値」という訳だ。
大麦1ブッシェルといえば、成人男性の主食（パンや粥）優に1ヶ月分に相当する。
それを考えれば決して安い額では無いだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
(ヽ、００ ∩ (ヽ、００ ∩
⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃ ⊂ニ、ﾆ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇 ,, -‐- ＼ | |／⌒ヽ 〇 〇
（ ⊂ニニ / ／⌒) ） （ ⊂ニニ / ／⌒) ）
｀ｰ――'′ し∪ （ノ ｀ｰ――'′ し∪ （ノ
∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧ (´・ω・)(・ω・｀)∧,,∧
( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・｀ )
ｌ Ｕ ｌ ( ´・) (・｀ )ｌ と ﾉ
.ｕ-ｕ ( l). (l ) u-ｕ'
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
「10シリング…… 銅貨（ペニー）じゃなくて銀貨（シリング）かあ～ 大金だね……」
「1年通ったらいくらだよ」
「1レベルになるには『数年の時間』と『牛が1頭買える程のお金』がいるそうだよ。
ばっちゃが言ってた」
「うわ……」
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
正確には「平均3年」で「雌の仔牛が1頭買える程のお金がかかる」だ。
更に言えばこの世界では子供も立派な労働力、農家ならば尚更だ。
その機会損失まで考えると、金額はさらに広がる。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
27 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:47:17 ID:.1HEdYUk
iヽ /ヽ
| ﾞヽ、 / ﾞi
| ﾞ''─‐'''" l
,/ ﾞヽ
,iﾞ ／ ＼. ﾞ でも、そうか……。
i! ○ ○ ,l ヤルオももうあまり「ここ」に遊びに来れなくなるのか……。
ﾞi,, ＊ |￣￣| ,/
ヾ､,, / ,／
/ﾞ " ￣ ヽ
/ i!
(⌒i 丶 i ! i!.,
γ"⌒ﾞヽ l l γ'.ヽ
i i,__,,ﾉ i,__,,ﾉ_,,丿
ヽ,＿,,ノ"~´￣ ￣
＿＿＿
／ノ ヽ_＼ うん、代わりに今まで以上に家の手伝いをしなきゃだし、
／ ● ● ＼ 自由な時間は剣にあてることになるから……。
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ィ’
,,
,;'" ;, ,,
,;'" ;, ,,;''" ,;i
,,;;''"" ''"""ﾞﾞ,,;'' ,;;i ちえっ、つまらなくなるなー。
,,;;'" ／ ..,;;;'
,;' Ｏ ＼ ﾞ;, ,,,
;, "" ○ ;; ;;' ﾞ;,
ﾞ;, i"ヽ '"" ＊ ,;' ﾞ;, ﾞ;,
ﾞﾞ:::::... `ｰ' ,,;' ﾞ;, ﾞ;,
ﾞ::::::....... ,,,;;;:::'"; ;; ;;
;';:::.. ﾞ::,,. ,;' ,;'
ﾞ; ﾞ::,,.
28 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:53:50 ID:.1HEdYUk
／]＿＿／]
／ ＼
/ _ノ 同年 ', あ、そういや俺も「いいかげんそろそろ本格的に手伝ってもらう」って、
〉 O O | 父ちゃんが言ってた……。
＼ ＿＿ ／
γ⌒) く
| |
| |
iヽ /ヽ
| ﾞヽ、 / ﾞi
| ﾞ''─‐'''" l
,/ 年上 ﾞヽ
,iﾞ ／ ＼. ﾞ はは、そうか。遂に俺達の仲間入りか。
i! ○ ○ ,l 大人の世界にようこそw
ﾞi,, ＊ |￣￣| ,/
ヾ､,, / ,／
/ﾞ " ￣ ヽ
/ i! ← 既に中々これなくなってる
(⌒i 丶 i ! i!.,
γ"⌒ﾞヽ l l γ'.ヽ
i i,__,,ﾉ i,__,,ﾉ_,,丿
ヽ,＿,,ノ"~´￣ ￣
/ ＼ /＼
/ .＼.,.,.,.,..,,/ ヽ
/ ｀:､ 僕なんて、「とっくの前から」だよ……。
,:' Ｕ ',
.,:' 年下 i
.i ― ― i´""""""ヽ
.', ｉ￣| ＊ i ヽ ← 家が貧しいため、早い内から働かざるを得ない。
｀:､ ヽﾉ ／ !
|`ー=､ __ ,=-――'' /´ ,|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヤルオの宣言を皮切りに、同世代の子供たちも口々に「俺も～僕も～」と言い始める。
そうだ。彼を含め、ここにいる子供たちも毎日朝から晩まで遊んでいる訳では無い。
手伝いの合間に抜け出して遊んでいるのだ。
これから成長するにつれて、彼等はますます忙しくなっていくことだろう。
そしていつしか完全に来なくなるのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
29 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:55:34 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
いつしか、しんみりとした雰囲気になった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「「「「「……………………」」」」」
∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧ (´・ω・)(・ω・｀)∧,,∧
( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・｀ )
ｌ Ｕ ｌ ( ´・) (・｀ )ｌ と ﾉ
.ｕ-ｕ ( l). (l ) u-ｕ'
`ｕ-ｕ' `ｕ-u'
＿＿＿_
／ ノ ヽ_＼
／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo.＼ おとなになるってかなしいことなの……。
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ ィ’
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
――いや、だがそれでも彼等はまだマシなのだ。
何故ならば、彼等は（その立場はともかく）この村に…故郷に残ることを許された者たちだから。
（でなければ7～8歳で、徒弟なりなんなりとして村から出されている！）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
30 ：名無しさん：2014/09/07(日) 14:56:11 ID:PYxT2TGc
トラウマぐさぐさ台詞ｗｗｗ
31 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:59:16 ID:.1HEdYUk
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
かくして、ヤルオの少年時代に一つのくぎりがついたのだった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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;; ;;;,`';;.､:::::::::,:r';;; ;; ,;;; ;; ;; ;;;,`';;.､ ;;;; ,,,;;; ;,,,;;; ;;;;;; ,,,,;;;
,,;; ,,;;;, ,r'";;;,, ,,;; ,,;;;, ,,,, ; ;; :; ;; ;;, ;;`';;､_ ,,,, ,,,,,,;;;;; , ;;; ;;;
;;;; ,r'";;;; ,,,;;; ;,,,;;; ;; ;,,, - '''' ''':‐-,, ,, ;; ;;`';;､_ __,, - ''""
;;;; ,r'",,,;;;;,, ,,,,,,;;;;; " ''''‐- ,..,,,... __,, -‐- ,... ,-‐‐''''",,;; ,,;;;, ,;;
,r'";;;,,,,,, ;;;;;,,,,,,,,;;;;;; ,,, _,, - ''" ""'''"" `'' -,.. ,,;; ,,;;;, ,,,, ;; ;;
ﾍ￣}
ｪ__ｨ_ γ"ヽ
,,, ,,, ,, / | ｭ＿r ,,, ,,
（ } （ }_ {__} //| |!|-､ └､ （ } { } /
､／ ＼,,／ ＼,,／ ヽを | , |て | | ヽ,,ノ i＼,,／ ￣
| | | | | l | l | ∠二ヽ | | | |
」ﾊ,〉 / |_ /ﾍ 」 _ii_ |_ _」 〉 ,」ii/ 」 _〉
|＼ ／|
| ＼ ／ |
| ＞－／ |
|/ _, ､／ ι.!
|≡ ≡= ,ﾉ ……男共が、またなにかバカなことやってるわ。
| ｜
＼ r一'7 ＊／
/⌒ヽlj 。 ＼
./ ┬'j | ← 同世代の女の子
＿＿＿_
／ヽ ノ ノ（
／ ⑪:::::::::::⑪ ⌒ヽ うるせえおっ、このドブスっ！
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ヽ_ノ ィ’
34 ：名無しさん：2014/09/07(日) 15:04:35 ID:36cj5lP
.自然とある子供の中での卒業式か
37 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 15:10:14 ID:.1HEdYUk
あと少しですが、ちょっと急用ででかけます。続きは早くて夕方？
38 ：名無しさん：2014/09/07(日) 15:13:39 ID:PYxT2TGc
行ってらっしゃいませー
39 ：名無しさん：2014/09/07(日) 15:14:15 ID:evVOFa/A
一旦乙です
40 ：名無しさん：2014/09/07(日) 15:15:03 ID:rzczI5oU
了解です
楽しみに待っています
41 ：名無しさん：2014/09/07(日) 17:27:56 ID:sv8pdNDs
こっちでやってたのか乙
32 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 14:59:37 ID:.1HEdYUk
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ﾛ □ ﾛ ロ . |／
ﾛ ﾛ □
・ ﾛ ﾛ □
． ・ ﾛ ． ･ ｡ ． ﾛ
33 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 15:04:12 ID:.1HEdYUk
__Ω＿__
／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
／（ ◎）}liil{（◎）＼ ちくしょうっ、よくも騙しやがったな！！
. ／：： ⌒Y__人__Y⌒ ：：＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
／ / l ＼ l l
/ l ＼ ヽ l｜
/ / l ｜ l l Y ﾊ l｜
/ / {｜ l l ､L__l__l_ i l l !
/ l /l_L イ jl l ハlヽ「T ﾄ }j !
jl l ! ‐''「 ﾄl l ﾄ、 j!l 从斗ミx}ﾊ l l ll } はあ？ 別に騙しちゃいませんよ。
l ! ll l ﾊ l>云ミx＼ / ﾉ〃f{l犾 }》 } l ﾄ V ﾊ . ちゃんとお望みの通りの世界にお送りしました。
l l l ! {7( 代令j}` ヽノ 弋竺ｼ // j j メ / 中世ファンタジー世界、「魔法の存在する世界の中世」にね。
! ! l l { 人ヾ ゞﾆｼ ｰ-‐' // / =彡'"＼
｜λ l ﾄﾄ＼ ﾄ＼ 冖" ヽ ;:;:;:ノ j／j/ l
l ∧l ﾄ{＼ ＼:;:;:;:;:; __.. -┐ =彡イ /｜ l
j /r:::"⌒｀ヽ､ ミ__＞ ヾ ノ ／l / l !
! ﾍ__):::::::::＞‐-ミ＜ `＜__ ￣ イl l { ! l
j/:::::::::::::／ _):::::ヽ Vﾄミ''ｰ- ＜ / ! l ﾄ、 λ
/廴::::::::/ `ーﾐ::ﾍ V:::＞‐--､j:^Yl __! l::::⌒ヽ∧
/ ｝::::l }::}ﾍ V:::::::::::/ !lﾍ::l":::l !:::::::r' ∧
/ rイ:::::l ＼「:ﾉ::ﾍ V::>⌒T"┼} トl l::::::::⌒Y ﾍ
./ 乂:::::::l `､ 弋::::::l V ┼ ┼/┼ l l::::::::::::::} ＼
〈::::::l ＼ ＼ "ト､l ∨ ┼l⌒Y [_l l:::::::::::ノヽ ＼
35 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 15:08:45 ID:.1HEdYUk
|
| メシはクソ不味いし女は不細工っ、それ以前に臭え！
| なにもかもどこもかしこも……
| 最初は臭くて鼻が曲がるかと思ったぞ！？ 他にも――
＼
￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ __
l´ ｌi iｌ ｀l
. lｰ‐' ! ! '‐ｰl
l | | l
| | | |
l L＿. .＿_l l
/⌒'| /￣ヽｉ￣ヽ ＿Ω＿＿_ ,r'￣ｉ,r'￣ﾞｉ |'⌒ﾞｉ
r‐'ｉ | | | | ／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼ | | | | ｉ'‐r
| ! ' ! ! l. |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿ .l ! ! ' ! |
! ,! ｀| ／ ⌒ｗｗ⌒ ＼ |´ !, !
| ヽ | ／ （ ◎） （◎） ＼ | ,r' |
. ＼ | / ∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ ｌ | ／
. ＼ / | ｝r┬-｛ | ﾞｉ ／
＼ | ＼ `ー'´ ／ | ／
36 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 15:09:24 ID:.1HEdYUk
|
| それはそうですよ。要は「世界のランクを大幅に落とした」訳ですからね。
| 当然、全ての面においてグレードが下がります。大幅に。
| 食事しかり衛生・社会環境しかり、ね。
＼
￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
// ／ / ! j ﾊ ＼ ヽ
// / / l l l l ﾍ
// / / { { { ヽ Y ﾍ
// / / l λ l } ＿ﾞ, l i
;' / / ﾄ、! ﾞ､ } l'"「 ﾄ､ 「 } l ﾄ }
!l i l l { 斗‐弋 ＼ l /l/ jﾉ )ﾊj＼} l!)j
j ! j j ! ／∧{ ＼ j/ r‐__二ｨ, } ﾊ}l
l l l /l ﾞ､ ゝl _二_ ＼ / '"⌒``ﾐj / / ﾉ !
l l l l } ﾄ{ ｰｧ"⌒` ;:;:;:;:;// / l l
l l l l j { λ 7ﾞ j _ノ__ ／l l l
!l l ! ∧ ﾄ、 λ ＼;:;:;:;:;:;: 彡イl ! l
λ 乂 `ﾄl ＼ ＼ ミニ= ｰ< ⌒7" ノ ! l l
ヾ、 j / `ト ゝ＼ `ｰ'ﾞ ／! { l l l
＼ / / ∧ l`ｰ- __ イ l ! l λ
/ ＿/＿i l /L__"''ｰ‐'" _{ﾊ ! l { ＿＿∧
/／ /::::::::::::::l l ノ:::::::::`ｧ r<"::::::ヽ l l／:::::::::::::ヾ､
／ {::::::::::::::::l 「:/(::::::::::/ Y 〉:::::::::/ll l::::::::::::::::::::::〉ﾞ､
／ __);;;;;;;;;;;;;;;;l l::l ＼;;∧ ＿∧;;;;;;/__l !::::::::::::::-‐┴┐
／ γ::::::::::::::::::::} l,ィ千 干`}┼{ ┼ ┼ `ト、 l:::::::::::::::::::::::::::}`､
／ l::::::::::::::::::::::l ／┼ ┼ ┼j土l ┼ ┼ ┼ 〉l::::::::::::::::::::::::::j ＼
／ / {::::::::::::::::::::::! 〈┼ ┼ ┼ ∧ ∧┼ ┼ ┼/ !::::::::::::::::::::::/ ヽ ＼
/ / / / ヾ::::::::::::::::l ヽ┼ ┼ /::::Y:::∧┼ ┼ 〈 l:::::::::::;;;;;;ン l ヽ
/ ／/ / { ⌒)二:::l 〈┼r''"￣￣￣｀ヽ ┼ ／ l:::::ﾆ[__ ﾄ、 ﾄ､ ｀､
/ / j / / ／ ノ 「:::::::::::l / ＼l＿ ○}ヽ／＼ !::::::::::::} ヽ l ｀､ ﾍ
/ / l / // 人::::::::::{ /┼／,.-┴┐ l ┼ ┼ 〉 }::::::::::ﾉ ＿ 〉 } V ﾍ
/ / l/ l〈 `ｰﾐ::l ヽ/ ／／￣ﾉ l┼ ┼< l:::T"∠⌒ ／ l ∨ ﾍ
42 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 18:58:13 ID:VVhv8E4c
__Ω＿__
／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
|i! |i! |i! |i!
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ww／＼ ふざけんなっ、人間まで劣化かよ！？
／ （◎） （◎）＼ 女の容姿もだが、あいつら野蛮すぎるだろっ！！
／ ：： ⌒Y__人__Y⌒：＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
|
| はあ？ 遺伝子的には、お前が元いた世界とそう差はないですよ？
| ……ただし、そんな環境ですから後天的に劣化します。
| 肉体はもちろん、知的・精神的にも。
| いや～、「貧すれば鈍す」とはよく言ったものですねえw
＼
￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. / / ＿/ /| / / | / i :|l , ＿
/ / ／ ＼. / / | | |l |l ' ／ ＼
. / / ヽ ./ / | :|{ ..:: | |l |l i / す 安
′./ , ､ i :| :|{ .:::: /| ﾘ 八 | : る 易 ,
. 残 ' ＞- ､| :|{ ..:::::. / j / } / } :| の に. '
| | 念 '. | / ､ _ .j |`:i |{ ..:::::::/-―/‐ ./ ￣}: i | は .U |
| | ニ で i i | r化_)刈、| { ./ .|./-‐ﾚ jハ/ i | 考 .R |
| | ャ し | i ﾚﾍ ﾏ :::ﾊ` 乂_/ /ィfて云苅≧x ｧ/ : | え L
| | ル た | ﾄ､ { 〉 V辷ｿ ＼/｀ヽ ﾏ乂 ::ﾉﾉ 〃/ / も を |
| | .子 | |:::＼{ ....... ` ー≠ 厶ｨ | .の .ク .|
. 从 .で .|ヽ ::::::: ` :::::::::: ､ ............. ／/ | .で リ .|
丶 す ′| `:::从 ::::::::::::／ / :| .す ッ
. , ﾆニ| :::::::::::ヽ ﾏ ー:::::::::ア ∠ イ ./| .ね ク |
. ' /ﾆﾆﾆ|八::::/:::::::::.... ヽ ＿ ' ／ / / ぇ
＼ ／ヽﾆﾆﾆﾆﾆY :|ﾆ＞ / ＜ /
. --- ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ| i : |ﾆﾆﾆﾆ＞- ´ ／/ /ﾆニ＼ ／ﾆ
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| i : |ﾆﾆﾆﾆ|三三 ＼ ／ﾆ/ /ﾆﾆﾆﾆﾆ --- ニニ
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43 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 18:58:40 ID:VVhv8E4c
|
| と言いますか、なぜ昔の人間と現代の人間が「同じ」などと考えますかね？
| 現代だって数十年もあれば結構変わるじゃないですか。人間なんて。
＼
￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ ／ ／ / ＼ ＼ ＼ l }
/ / ／ / l l l ヽヽ ヽ ヽ l !
/ / / / j l l l い ､ ヽ ﾞ、 j !
' / / / / j j l l l l i Y ﾞ; 、 ∥
l / / / j !l l｜ い l } l l i ﾄ ! ∥
j / / j { j l !l l _lｨﾍ ､l l ﾄ j l l l l i｀､} ∥
j / / { { { l￣lT「 l 、｀、 j }ﾉ!l } ﾊj } } } i j ∥
!//／l { { l l ﾊl ヽ仁ヽl ｀､ ＼ j ,云r＝ｧ} j jヾ、 ∥
／ l/∧ i l彡''斧(こ`㍉ ヽ / {迄ｻ ﾊj /l j ＼ 〃
// / 人 ヽ ﾄl 弋沙ﾘ ∨ 弋シ / ﾉ ノ j/ 〃
/ ＿ / ノ＼ ＼＼ `ﾆ" `~｀ j jｲ∧ ／
/_(⌒)￣二l ＼ ＼ ` ﾉ ﾄ j ﾞ､ ／
/{__／`^Y い l`トミ= ト～''"ﾏﾞ ／ ﾉ ﾉ〕、 ヽ ｛( ／
/_ﾉ/ r} ＿ ∨ lﾆﾍ＞ ､ 乂 ノ イl /-‐ュY ヽ `ｰ-‐''"
/ {Vj い＿ V l ﾍﾐx､r＞ー＜ ﾉ l / { lヽ ＼
/ /Yj `ﾍr― V ﾄ(_/`ミ三彡､ヽ/ }l j-＝ｴ } ﾞ、 ＼
/ / ({ r｝ ﾄ、ﾊ ⌒く__r-ﾚ^'" j:l {＿__/ l ﾞ、 ヽ
/ / / i ヽ ＿} i __jzl ｜フ i ｀､ ｀､
/ /j ∧ ｀ヘ ｼi l`～r-z_rzr～彡┴l l_〉 ! ｀、 ｀、
/ / ! ∧ 〈 / } l-r､l__}_/-t''": : : : : l ∧ i ヽ ｀､ ｀、
/ { ∧ V j ｜l: ｺ ll ll┬ : : : : : : l ﾊ i ＼ ﾞ､ ｀、
/ l / ∧ V! ! j:〔_ ll ()ll__〕: : : : : : : l } j ｀、 ｀、
44 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:00:07 ID:VVhv8E4c
|
| 当時の文献あたりを読んでいれば、「文化が違～う」ってことくらいわかるでしょうに。
| ……てか、学校で習いませんでした？ 歴史。
| あ～、悪い事聞いちゃいましたね。ごめんなさいw
＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
// ／ /｀Y′ ヽ ＼ ｀ . ＼
// ／ / . ヽ ＼ ＼ ヽ
.' ′ . ' ./ . ! ヽ .
l.| / / i . ヽ
{:! / ｌ .l | ｌ ｌ ﾄ、 . ﾊ.ﾊ
从 . . /| ! ! ! ｌ | !ハ ∨ ﾊ
. 〈＼＼ 人 (⌒ヽ ｌ l //! ! ! ! ! ! ! ｌ i i ' i
. ＼＼＼ ＼ ﾉ ｌ l i j | i | ム斗＜ﾊ ! | ! l!
. ＼＼＼ ＞≠ く | l ｌ |ー┼- 人 i ﾅ´ イ芹 竿〉ﾘ }.i .|. Ⅵ
＼＼＼ { 人 ! { ,ｨ芹Kく )ﾙ' iⅣとﾘ' 从 ! V!
＼＼＼へ __ .ﾚ' ハ i!人 〈 Ⅵんi! `≠ ’ ! / . / )ﾘ Ｎ
〈＼＼＼ヽ ￣＼ / 八 j ＼ `≠’ """ﾑｲ／ /.! /∧ j∧
弋二＼Ⅵ ! ﾄ、 ヽ / ヽ!＼ ヽ""" ' _彡ｲ イ | ' ' ∧ ' ヽ
. ／ ＼j| | }!ﾊ } | ＼「 __ _ ノ ／ ! i | ' ∧ ＼
ー'} ノ | Ⅵ ＼/ 从 !〕ト . ／ | j | ' ヽ ＼
} ノj ＼＼ ＼ 人 j | i ＞ . _. イ ／j ﾄ、 ＼. ＼
ﾉ ノ. / ＼ 〉 /| | | ／ ヽ ﾉ__ ／ ﾘ!. !: ∨ ＼ ヽ
i ./ //| ｌ | ∧ /! ＼ / l l |:: ::}｀ ＜ ＼ ヽ
| / /./ | | レ 1 ∨ /ﾉ ／＼ / /! .ｌ |:: /.:: ｀＜＞- . ＼ ヽ
人 .' ／´￣| 「.::ﾉ ＼ﾉ!_/／ } / .l ｌ |:/. :: : :: : ::｀＜＞介ト、ヽ .
} ﾄ、 /.: :.:: :.::| |::/ 「 {. ﾒ /.::::| l |: :: :: :: :: ::::／.:} }:..| }ハ . i
. ／| ／ ∧ / ::i::. ::.:::| |〈 メ⌒＼ _／ /.:: : | l |. :: :: :: : ::/.:: :::| |:::| |:: :i i! |
/ _斗＜ .／. :i /.:::::l::.:: .:::| |:∧イ / / { ＼./. : : ::| l |:: :: :: :: :/. :: ::::| |:::| ｌ:::::| i .!
45 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:02:51 ID:VVhv8E4c
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|i! |i! |i! |i!
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ww／＼ だからっ、俺が行きたかったのは大昔じゃねえ！
／ （◎） （◎）＼ “剣と魔法の中世「風」ファンタジー世界”だっっ！！
／ ：： ⌒Y__人__Y⌒：＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
|
| あなたが送られたのは、過去の世界ではありません。
| 異世界ですが同じ時間軸上にある世界、立派に現在進行形の社会ですよ♪
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
// ／ / ´ ヽ＼ ＼
─‐､ // ／ ／⌒' / ＼ ＼
. //⌒ヽ i / , / ｉ ｉ| 丶 ヽ
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//⌒ リ | | / / │| ｉ| | '|⌒:. | | │
i | {｛ | | ｉ | | :ｉ | ィ'l⌒|:. |八_.._∨:! ∧
. ／ | | | | | i| |＼l_.._八:. ∨〃⌒r∨ j/ ∨
＼､＿＿___＿〉〉 | 人|:.│ i| i∨〃⌒ ＼/ :::::::', ∨{＼ |
──── ／∨ 八ﾊ.八 Ｙﾞ} ::::: 厶. ＼ / ':
∨ /＼ /＼｛＿ r‐ 7 ／ ∧ ':
/ / /＼ `＜_ ｀ ー ´ ／ ':
ｘｰ=个 ..,_ ｀_ト- イ{ ｲ¨¨⌒Y＼ ＼
／ /:::::::::::::::: __}／ 入 人＼__ﾄ､:::::::::｝ ＼ ＼
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46 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:04:41 ID:VVhv8E4c
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／ （◎） （◎）＼ 屁理屈言うなっ！ 見て大昔だから大昔と言ったんだ！！
／ ：： ⌒Y__人__Y⌒：＼
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／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
|
| ……あのですね、お前が望むような世界は基本的に（←ココ重要）生産力が恐ろしく低いんですよ。
| その上、地球上より遥かに強力で危険な生物がひしめているんです。わかります？
| そんな状況で多少魔法で上げ底したところで焼け石に水、必然的に生活様式は地球の過去のそれに準じます。
| ごくごく一部の例外を除いてね。 ――ま、その例外とやらも「現代日本人から見れば～」ですが。
＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.' ′ _ -厶==‐.
l | ´ /⌒ ` ｀
. ､ | | ／ ／/ ＼ ＼＼
＼＼ _ | | ' / | | |
. ＼,⊥∨ l l .′ l | | | .ﾑ斗ヽ ﾄ ｉ '.
/ニヽ}＼ 从 | l 什ﾄ､从|∧/ﾘ }ﾉ | l / Ｎ |
. ＼‐У、 Υ ＼ | | |八l ＼| =≠" И/ ﾊ| |
＼ ヽ | |从 八 =彡 , ／ /l.: l |
. '. l 乂 ＼ﾄ､ゝ ≦z. イ|ｲ: : | |
| | | 人 ^ | | !: : |
| | 人ﾊ个 . . イ | | |: : . '.
| '. / | | ｜.: : :Ｔ＿_,. 斗/ |.:|.: : : ﾍ
| . / -| | |アヽｲ卉ヽ￣|′|＼: : : :
| ∨ .ィ⌒ ＜ |.' 八＿〃|| ＿,| l >‐ ､: .
. . ｰ ´ | | / / ＼ ／| |／ ＼: ＼
| ﾄ､ / / ＼／汁ｌ＜ | | ＼. ＼
ﾍ.＿ -┴! ＼ / .′ / Ηヽ ` | | /＿_ ￣| ＼
〉―‐/ ｉ / /l小 ﾍ | | .′ ＿＿_ﾉ: .
/ .: :′ | Ⅵ | | Ⅳ | | ＿＿ ／ ヘ、: . '.
/ : :｜ ｜ ｜| |｜ | ｜ ∧ ｰ―く／ ＼:
/ /: : : :| |. | Ｌ| Ｌ| | |乂/.: : : : : : : :＼ ヽ
/ /: : : : :l八/|/ | 八 |､/ : : : '. : : : : : / /: |
/ /: : : : : : : : / | ＼.: : :| : : : : / .': : ｜
/ / : :/: : : : : 〈 / : : | : : : / ／ : : |
47 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:06:31 ID:VVhv8E4c
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／ ＼www／＼ ふ、ふざけんなっ、ふざけんなっ！！
／ （◎） （◎） ＼ 中世ファンタジーっていうのはなあ──
| ：： ⌒Y__人__Y⌒ ：|
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
|
| とにかく、私はリクエストにお応えしただけですから♪ 誠心誠意、ね。
| ……ちなみにファンタジー世界とやらの人間は、必ずしも人…それどころか哺乳類系とは限りませんよお？
＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ / / / // j j l ヽ ヽヽヽ
j / / / l l l l l Y ﾊ い
l j / / / l l { } l l l ﾞ､ l !
l l / j l l l l j } l ﾄ } l } ﾄヽ!}
! l / l l {/l !l__l＿ﾞ、 j>iT 厂ﾊ } l jj＼
! !// ／l { l 斗'''「l_l_ lヽ ﾞ、 ﾊ jx炙㍉} ﾊ } ﾉ
j ／ い 从ﾄxz示云く ヽ ヽ/ jｲ{:::}j} / / j/ } j ああ、私ってばなんて良心的♪
/ ／ﾞ､ 人Y"代;;ﾉj} ＼/ ﾉ弋シ ／ } / j/
/ ／ ／ ＼ {＼ 乂,,ｼ ::/::/::/::/::/::/:: ! /ト、
/ __／ ／::::／ l ＼ ＼ /::/::/::/:: j〉 ﾉﾊヽ } ＼
/ /＼/:::::／ ／::l ﾄゝ＿＞ ,,__ ノr―＜) }ﾊﾉ､＼ `''┐
/ {::{ {:ヽ/ ／:::::::::l { 乂`丶、 __r-く ＼ l /＼ ヽ::ヽ /
/ ／l::l l::::l /:::::::::::::∧ ! ＼ ｀'''ｰ{ l ヽ ＼ { {:::::::ヽ }://
/ / l::l l:::l ヽ::＼::::::∧ λ ＼ l ﾉ j::::::::::/ ∥/
/ /{ l:l !::lヽ}::::::＼l:::∧ ﾊ ∧ ﾉ / j:::::::::/ ∥/
{ / i {:{ l::l l:::＼::::l:::::∧ ヽ /ヽ У / ﾉ::::::::/ ∥/
48 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:08:42 ID:VVhv8E4c
|
| くっ… まあいい、次こそまともな世界に行ってやる！
| 今度は曲解は許さねーからな！
＼
￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ __
l´ ｌi iｌ ｀l
. lｰ‐' ! ! '‐ｰl
l | | l
| | | |
l L＿. .＿_l l
/⌒'| /￣ヽｉ￣ヽ ＿Ω＿＿_ ,r'￣ｉ,r'￣ﾞｉ |'⌒ﾞｉ
r‐'ｉ | | | | ／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼ | | | | ｉ'‐r
| ! ' ! ! l. |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿ .l ! ! ' ! |
! ,! ｀| ／ ⌒ｗｗ⌒ ＼ |´ !, !
| ヽ | ／ （ ◎） （◎） ＼ | ,r' |
. ＼ | / ∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ ｌ | ／
. ＼ / | ｝r┬-｛ | ﾞｉ ／
＼ | ＼ `ー'´ ／ | ／
_,. -＝-- ､
, '´ '´ ヾ､
／／ ヽ
, ' ／ |
. / / _,. - ┴ -- _
/ / , '´ ,. / - ､ ヽ､
. / / ／ ／ / '， ＼
/ / ,.:' / / / ,| :. ､ ヽ
| | / / / ' / ;': ! | ∨ !
| | / / / | | | ! | }ﾊ | | | :
| | | ' '{ { | |__|__ {i. / /__!_{ﾊ i | !
ﾏ{ | | | | | |从{从ｲ∨､ /}/ }/ | ! } | ――はあ？ ナニ言ってやがるんですかあ？
{! ｛ハ | | Ⅳi ﾘ ∨ / / / }/ / :. お前、もう死んだ…殺されたじゃないですかw
ﾏ､ { 从 { ﾑ ,ｨ＝ミ ∨ ,ｨ＝ﾐ / / |
｀＼_ |从_从〉 , /,.ｲ/ :.
/ | T 、 ＿__, /イ} .
/ { | ＞ ゝ- ' .＜{ ∧ i
/ , ! /|＞ - ＜|ヽ j / i :.
/ } |／:{ ∧ ∧ |:､! { :. :.
/ _,..::| |:::::∧/､ {__ﾉ }_,.ｲ:::| |ヽ､ i ､
,:' r::::´::::::: | |::::{//≧､__,.ィ//|:::{ {::::::::｀ヽ､ ､
／ {::|:::::::::::: | |::::|/////{_}/// !:::| |:::::::::::::/:} ＼
／ |::::,:::::::::::{| |::::|∨／/ハ＼/{:: | |}:::::::::/::::| ＼
／ |::::::､:::::::::| |::/ ＼／ ＼/i:: | |_::::::/::::: | ヽ
49 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:10:32 ID:VVhv8E4c
＿Ω＿＿_
／|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
|＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿
／ ⌒ｗｗ⌒ ＼
／ （ ◎） （◎） ＼ …………え？
/ ∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ ｌ
| ｝r┬-｛ |
＼ `ー'´ ／
|
| 貴族に無礼を働いて賞金首のお尋ね者になって、逃亡中に用を足してるところを背後から襲われてw
| や～、なまじ魔法があるだけに重要首の手配は早いですねえ～
＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ ／ ／ ィ'" -―-ミ／ ＼ ｀ヽ､
／ ／ ／ ／ '" /／ ヽ Y ＼
/ ／ ／ / ／ ／ ／ // ﾞ, ﾄ、 ヽ
/ / ／ / ／ ／ / // l ヽ、 ﾍ
/ /／ / / ／ / ,' / l ! l }ﾊ ﾍ
/ // /! / / // / / / { i /l } i ﾊ
/ 〃 // { /／/＼/ ／/ /i i i { / } ﾉ } l !
／ / {j i / {/从/ﾄ/ !/ { { ll l / ﾉ j l l l
／ { /{ / ﾔ斧翁､＼{{ l /! 代{ / / } l ! l
／ ／ ／ /代 /{ 代;;ﾀ(_癶 l{ l l ＼ ／/ / j j / ! l /l l
／ ／ ／ / l ＼{ ﾄ! ゝ;;;シ j}｀" lj ／ー/／j / /l / ! l/ ! }
／ ／ ／ l ∨ ＼:;:;:;: ｀冖‐ ﾉ／,ｨ巧芹ヾ/ｲ / j/ l } j
／ ｨ～⌒^^`ヽ､,,,,_r‐-l ゝﾐ＿ ＞;:;:;: 代多ｼ ノ / / / / l j j
／ ＞ー''⌒｀ミx、 ヽ:::ヽ>! l 代ヽ ,､ ゞﾆﾞ ／/ ｲ ｲ/ l { l/
／ ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.Y／ﾍ ｜ l l:λﾍ f ｀''ｰ-､__ ` :;:;:;:;:;/ ／ ! ／ノ 乂 ﾉ
/ /:.:.:.:.:.:.:.:ゞ:.:.:.:.:.:＼:.Y:::::ﾍ ! l l: :ﾍ ＼ い }ｼ ノ ノ ィ"l ／
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!:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:ﾍ:::::::>''" 乂 ヽ: : ∧‐<⌒ヽ｀＞､__ イ / j ｜l ﾞ、 !
∨ ,.. -‐'" Y }: : ∧ ﾍ : : ﾊ ヽー-、 ｛‐-､{ l ! ﾞ､ l
弋 / ＿ { j: : : :ﾊ: ﾍ: : :l ! l ∧ Y ∧ λ ﾞ､ ｀、 !
｛ ,.. '"￣ }/: : : : : : : ヽ: :l ! l`「｀ヾﾍj 〉ﾍ ﾍー--､ !
Y ﾊ: : ノ : : : : : : l l l l 〉::::::ヽ-f:::::::ﾄ ﾍ : : : ヽ l
乂＿ -‐＜ /､／: : : : : : : : : :l l l ヽ:::::::::};;j::::::::｝ ＼ヽ: l: :∧!
{ / /＼: : : : : :l: : j: :! l l> `T"/ヽヽ::ハ: /ヽ∨: : ∧
>、 ｲ / / `＜ : :l: :/: :! l: : :l∨ l ﾄﾉ ﾞ,￣lﾍ∨ : ￣ヽ
/ } / / {: : : : }/: : :i l: : l ! ! l: : l: ﾍl : : : :l:∧
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／ 人 } !: : : j: : : :! l l:::::.... j0! ...:::l : i : : j: : : :l: : ∧
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{ { { l l ﾉ: :/: :ｰ=彡": : :/ ! ! l : : : /: : : : : : :／ : ／
51 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:14:13 ID:VVhv8E4c
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／／ ヽ
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| | / / / | | | ! | }ﾊ | | | :
| | | ' '{ { | |__|__ {i. / /__!_{ﾊ i | !
ﾏ{ | | | | | |从{从ｲ∨､ /}/ }/ | ! } |
{! ｛ハ | | Ⅳi ﾘ ∨ / / / }/ / :. やれやれ、やっと一件終わった。
ﾏ､ { 从 { ﾑ ､＿_,.. ∨ 、＿,. / / | まったく、こんな奴にまでいちいち応対しなきゃいけないなんて……。
｀＼_ |从_从〉 ￣ , ￣ /,.ｲ/ :.
/ | T 、 u /イ} .
/ { | ＞ v―っ ＜{ ∧ i
/ , ! /|＞ - ＜|ヽ j / i :.
/ } |／:{ ∧ ∧ |:､! { :. :.
/ _,..::| |:::::∧/､ {__ﾉ }_,.ｲ:::| |ヽ､ i ､
,:' r::::´::::::: | |::::{//≧､__,.ィ//|:::{ {::::::::｀ヽ､ ､
／ {::|:::::::::::: | |::::|/////{_}/// !:::| |:::::::::::::/:} ＼
／ |::::,:::::::::::{| |::::|∨／/ハ＼/{:: | |}:::::::::/::::| ＼
52 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:16:01 ID:VVhv8E4c
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(二二(_)二二二二二二二)
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｜| .′/ .′ | ﾊ l |l l | ハ | ｌ ｜
｜| ｜ ′ !」.厶斗'从 |｀/ト|-‐七 | | . |
｜| 〃⌒ヾ. | | / .ｲ Ν,.ｘr=ｋ ﾍ |.' ﾚkｾ弌ﾐ､| | l |｜ おっと、そろそろあの人が目覚めますね。
｜| |l ｌ| '.ｨ／｜ __|〃_{_ﾉ_ﾊ＼Χ__〃{_ﾉ__/Ⅵ , /| ' |｜ 今度は上手く行くといいですねえ。
｜| ゞ 〃 ／｜ ｜ 《￣￣乂ｚｿｧ=〈￣￣乂ｚ少V / 〈/|∧ '. ! ……たぶん無理でしょうけど。
. ! ' ／ 从 ヾ=====彳, ヾ=======厶ｨ ,〈 ∨ ﾍ '.
'. 、 （（ l＼l 八 :::: U _'.∧ﾍ '. ﾏ＞―-- 、
＼＼ ヽ＼ | l /个 . ｰ- ／ ハ | ／ ヽ
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ヽ辷彡' ﾘ ｌ ＼/ /｀>< lﾉ ' | | | | ＼
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53 ：1 ◆WeAPMvKLVc：2014/09/07(日) 19:17:04 ID:VVhv8E4c以上、前編投下終了。
後半のニャルは蛇足だった。
～～お知らせ～～
記憶継承を12歳から10歳に修正しました。
修正>>906
あ～、では今度は15…いえ大まけにまけて12歳からということで。
↓
あ～、では今度は15…いえ大まけにまけて10歳からということで。
ではまた。
54 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/07(日) 19:57:04 ID:7Nrt4dZM [2/2]
乙でした
ヨーロッパとかでも中世庶民層の女性は結構アレだったそうですしね
古代エジプトとかローマの女性の方が現代人の好みに合ってそう
しかしちょうど剣術修行開始と家の手伝い本格化のタイミングで記憶戻るのかあ
ある程度体が慣れるまでは戻らない方が幸せだったろうなｗ
55 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/07(日) 23:28:29 ID:1dKJAUcw
>>43
> 現代だって数十年もあれば結構変わるじゃないですか。人間なんて。
栄養や生活が変わると体格って変わりますからねえ
戦後の日本人なんて、もし数千年後にDNA分析なしで遺骨の外形の変遷をだけ調べられたら、
二次大戦後に旧来の日本人は絶滅させられ、生活文化の異なる民族に入れ替わったと判断されかねないレベルで
体形や顔の骨格は変化しているらしいですし。
56 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 00:32:20 ID:bfqwcllE
足の小指は日本人の大半が退化してるんだっけ
昔はちゃんと関節が揃った遺骨も多かったらしいけど
57 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 01:20:59 ID:JqGS.JRs [1/2]
乙
上位やる夫がこんな目に会うことは・・・・・ないな
誰もそんな恐れ多いことできるやついないだろうし、そもそも世界の側が拒否するなｗ
58 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 02:02:59 ID:ZzKe9HVU [1/2]
戦前でも東北の寒村から出てきた徴兵組なんて
「日が出てても起きなくていいの？」
「革の靴と洋服を着てもいいの？」
「大きなお湯のお風呂に白いお米が毎日？」
「しかも現金で日当が出て、医者にもかかれて勉強までロハ？」
→軍隊は天国や!!な生活水準だし、
戦時中の配給制度で初めて白米を食べたなんて地域すら・・・・・・
59 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 03:52:23 ID:ufdUSdN2 [1/2]
まあお陰で日中戦争からこっち軍が長くなる古参兵は駄目人間化していったんだけどねｗ
60 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 06:15:24 ID:2ZhfX..2
東北どころか半島まで日本だったんだもんなぁ
61 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:17:58 ID:rWO1dPKI [1/6]
>>54
＞ヨーロッパとかでも中世庶民層の女性は結構アレだったそうですしね
＞古代エジプトとかローマの女性の方が現代人の好みに合ってそう
そうですね。ローマあたりならまだ……
|
| そもそも末端の庶民まである程度の健康で文化的な生活――
| それも現代日本人が妥協できるレベルで。
| ――を送れるような豊かな社会が、中近世の枠に収まりますか。
|
| それにそんな余力のある世界なら、モンスターとやらの大半がとっくに駆除されてますよ。
| でなきゃおちおち発展できませんからね。インフラ整備の一環ですよ。
| いても動物園や辺境に「ごく少数棲息」が関の山、下手したら保護対象です。
|
| そしてそれだけの社会なら法整備も進み、自由なんて利きません。
| 中には例外、上に当てはまらない世界もありますが、基本的に「訳あり物件」ですね。
| 何れにせよ送り込んだところで「コレジャナイ」が関の山でしょうよ。
＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ / ／ ＞―＜⌒｀`ヽ、 ＼
/ / ／ ／ ＼ ヽ
/ / ／ ／ ／ / l ＼ ＼ ｀、
/ / ／ ／ ／ / l l ヽ ヽ ､
/ / / ／ / // l l ﾞ､ ｀、 !
/ / / / / / / / ' l } l ﾊ ﾞ､ i
/ / / / / // / j l l l l j ! l l l i 、 l
/ ,' ∥/／/ / / j { l { ! ! } j j l } } } い }
' j／ j j j { ＼/l l { l j / / j j } j l !
j j ／{ { l l ∥l/{ l＼｜い j /l_,/斗ハj / ∧ {｜
l j l l､ l { Fミx､,,lﾐﾄ! ～'ア"j/ l/ }ｲ/ / ＼l
l l `l ヽ{ lﾊ rｲ价ヾ! ﾞ、 / =ミ=云r=ｧﾉ/ /l / l
l l j ﾍ l l ゞｿﾉ ヽ/ ｛ri沙｝ / ／ {∧ l l
l l / / / } `冖'ﾞ ／彡 / / ﾞ､ l l
l l / /{ ／八 ﾉ ￣/ ／／ /l ﾞ､ l l
! ! / __{ ＼ ,,__ U ￣/／ / l i
l l / / /! `ﾄ、 У)う / /‐-=二__ i
Vl / / l:λ l {｀/ /-‐ ''" // /::::::::::::::/ ﾒ、 i
ﾞ､ / ∥ l::::ﾍr-/⌒`～､ ｝ / /:::::::::::::/ /ハ ､
ヽ / ∥ l::::/ `ヽ、 / / /::::::::::::/ / l ﾞ､
＼ / /j Y ＼ ﾉ〉" └‐/ /:::::::::::/ / l ヽ
/ / l / ＼ У/ / /:::::::::::/ / } ヽ
/ / ／ j ＿ `フノ::`>-r＜:; ;:::::::::::/ / ! ＼
/ / / / ￣ﾉ"l:::xく;;;入:::::! l i::::::／／ j、 ヽ ＼
/ / ｛ / / l/:::j__}:::::ヽl ｜{／／ / ハ ﾞ､ ＼
/ / ヽ / / l l:::/| |ヽ:::::l l l／ / l l ﾞ､ ヽ
62 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:19:18 ID:rWO1dPKI [2/6]
|
| 「臭い」？ 当たり前でしょっ、下水が未発達の上、畜力主体の社会なんですから！
| 現代日本だって下水の遅れてて臭うとこあるでしょう！？ 牧場の厩舎は臭うでしょう！？
| その要素が一緒に合わされば、そりゃ臭いますよ！ 遅れてるんですから更に「どんっ」ですよ！！
|
| ――そして生まれた時からそんな社会なら、当然臭いにも鈍感になるっ！
| 加えて水を汲むのも大変だし薪もいる、大量の湯を沸かすのにどれだけ手間とお金がかかると思ってるんですか！
| 石鹸だって高価なんですよ、そうそう頻繁に入浴なんてできますか！？
| てか、あまり頻繁に体を洗うと皮膚の防御機構が壊れちゃいます！！
＼
￣￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿ ＿ ／／⌒ ヽ＼ r―､ ＿
〈 ヽ ｛ ｝ / / Yﾊ l{ } / ｝
ヽ 〉‐､ﾉ ﾄ _ﾉ / / ! l l`'''"! /(_ / /
ノ/:::::::l ヽ_} { r‐-┐＿__j__l l ! γ- -ｯ j L/ / 〈__
l:::::::::l }斗''":::::::::::::::::::::::) !l l -イ / 〈_ / /
〉l::::::::::l ィ'"::::::::::::＞--┬‐r" (⌒`ヽ l `" 〈
l:::::::::l /::::::::::::＞'"j l l ＿f⌒ヽ ＞-く __ l ＼
ヽ!:::::::::l 弋;;;／ ! ! l''" ﾞ､::::::::'":::::::::::::Y ｀ヽ､ l ｝ /
l::::::::::l ノ ／! l 〉:::::::／)::::::::/ ＼＞‐――- `--- ....../＿＿ /
!:::::::::l ''"{ / ﾞ､! 廴:::::::`(::::::ノ (:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
l::::::::::l -‐-､__/ ＿ノ⌒) j＼:::::＼ ￣￣ヽ￣ /￣￣￣ 7 ー-'ﾞ
!:::::::::l (::::::::::::::::￣::::::::::;癶 l l ＼;;;:) } l ﾊ / /
l:::::::::l `＜::::::::::::::＞'" l l l l } j j ∨ /
V::::λ T ￣ {＼l l { ﾞ､ / /lノ ﾊ l Y /
＼__ﾉ l { ﾄ{ヽ{ `ト<" ＼ｰ/''7"j l/ }ﾉ } l ! /
＼ j λ l ミx､ ＼／ _,,斗 j / }l ノ
ヽ ｛ { ﾄ{ _,,≫ ≪,,_ ﾉj ﾉ ／
∨ ∨^ヽλ ''" ! ~` ノγ⌒7 /
V 〉〉 ﾄ ＼ r ～t ノ / ｛{ /
代__ ノノ lﾊゞ { j -=彡/! 弋 /
弋ﾆ彡 l 〈::}ヽ､ ` ｰ ィ/ /:ﾉ / `ミﾆｽ
/ l /::l }l l:`ト __ ィ:::l l! l::l / }
乂 l ﾄ:j j:l l::::＼ ／::::j j{ !:ﾉ / / ﾉ
7ー-､ / /:l L斗/`''"ヽ;;;;;/ /l lﾉ 7 ィ代"
/ / /＼/ /::::lx X X [+] X X 7:l l ＞''" ヽ
/// / ; /{::::::ヽX X/MヽX x/::::l V
63 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:21:42 ID:rWO1dPKI [3/6]
|
| 全て「生活魔法で解決」？
| ……近代以前、いったいどれだけ家事が重労働だったと思っているんです？
| それから開放されるということは、「膨大な余剰労力・時間が発生する」ということですよ？
| これが生産活動に回されたらどうなると思いますか？
|
| それにその生活魔法とやらは、農業や工鉱業にだって転用できます。
| 多用できないとしても、自分の身をまかない、後は家族持ち回りで夜の灯りに使えるだけでも御の字ですよ。
| 夜…暗闇での作業がどれだけ効率的になるか…… 生活（ライフスタイル）だって一変するでしょうね。
| ああ、灯りや燃料に使われる筈の膨大な薪や油が節約できる、他に転用できますね。
|
| それだけのことを人間全員ができるなら、そして何十年何百年と蓄積されれば、本気で凄いことになりますよ？
| 更に付け加えると、浴槽いっぱいの水を数分で湯に変えられるくらいのエネルギーって結構大きいですよ？
| 使い用によっては十分武器になりますね。
＼
￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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| / .:| :|:ｉ:: .:i .::∧|: 八`ト i八 ::斗=ミxＶ| .:| i::i ∨| _rｰく⌒'<⌒ヽ /
| :/ .::| :|:ｉ:: i:| ｘｾ卞ミﾊ八 ::..＼∨し 爪 八::j人__乂 （｀＼ 〉 ｝ Ｙ | //
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|／ .::/｛（|::::::... | 乂_ソ 乂ソ 厶イ|::| ‘ｰしし ／ |
／ ..::::/::人八:::＼八 ｰ 、 ´ ::::.|:::八:| |
. ／ .r'⌒ト-‐(⌒＾ア::::...`=-.::::::. 从:::::j| |
..::ﾉ＼_＞‐┴ ＜厂 ＼__＞ ィ .ｲ / ∨| (」・ω・)」うー！ |
／ /⌒>／ ヽ/ ）丶、 （_丿 ／ ′ │ |
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..:::::::::〃 ∨ ∨ ,|//|___∨ /∧ | |
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64 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:26:18 ID:rWO1dPKI [4/6]
/ / . ' l | ｀
. / / ／. -― lﾉ ￣ . ＼
/ / ／ ´ /⌒ ヽ .
' ′ ／ / // ＼ ＼
i ′ ′ ／ // ヽ.＼ . '.
｜| / / ｌ′ | ' . '
｜| / / | |ｌ ｜ | '. ｜
｜| .′/ .′ | ﾊ l |l l | ハ | U ｌ ｜
｜| ｜ ′ !」.厶斗'从 |｀/ト|-‐七 | | . | ……だいぶだまってますね。お気の毒に。
｜| 〃⌒ヾ. | | / .ｲ Ν,.ｘr=ｋ ﾍ |.' ﾚkｾ弌ﾐ､| | l |｜
｜| |l ｌ| '.ｨ／｜ __|〃_{_ﾉ_ﾊ＼Χ__〃{_ﾉ__/Ⅵ , /| ' |｜
｜| ゞ 〃 ／｜ ｜ 《￣￣乂ｚｿｧ=〈￣￣乂ｚ少V / 〈/|∧ '. !
. ! ' ／ 从 ヾ=====彳, ヾ=======厶ｨ ,〈 ∨ ﾍ '.
'. 、 （（ l＼l 八 :::: ＜ __'.∧ﾍ '. ﾏ＞―-- 、
＼＼ ヽ＼ | l /个 . ｰ- ／ ハ | ／ ヽ
＼＼ ) ） lハ ' 〉. ＞_ . _ . イ / | | ′ | ← 同僚
ヽ辷彡' ﾘ ｌ ＼/ /｀>< lﾉ ' | | | | ＼
/ | ∨ ／ ／ ＼＼| '. ﾔ'| | ヽ
' '. '. ､r 〉.| ∧ ／ ∧ ∧ '
| ∧ ﾍ ∨::::| /::::〉／ ／ ' / 〉 '.
| ' 〈＼∧ |:::::| .'|::〈 ／ Ｏ Ｖ / ／|
| | |＼ 〉. ﾊ:/| |/／ Ｏ ∨ ｜
| | | ＜l ＼ | l:/| |ﾍ '. /
65 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:26:39 ID:rWO1dPKI [5/6]
x-―- ､
／／ ヽヽ
// ﾍﾊ
// l } ＿＿
j j !l ,,.＞''"￣＿＿ ￣ ｀`丶､
l l jl／/ '"￣￣ ー-ミ ｀丶､ ＼
l l ｨj -､ ｀ヽ、 ヽ
l l ／ / ヽ⌒｀丶､ ＼ ＼｀､
!l ／ / / ＼ ＼ ＼ `ヽ、ヽﾞ､
l ! / ∥ l l ﾊ l ＼ ＼ ＼ ヽ ＼ ヾ、
l ! / / l l l l l ヽ ヽ ヽ ヾミ=- ヽ ﾞ､ 本気でそう思ってくれるなら、変わって……。
ll / / l l l l l l ﾄ l Y ､ l l ＼ヽ､
ll / j l l l l l ,,,__l斗}く }ヽ ﾄ} l 「ヽ ヾﾞ､
､ l l l いﾞ､ l } !lハ } jﾉ ,,x云}/l jｲl } ＼ ＼
ﾞ､ l l { ﾞ、ヾ j/l/l l l z彡f_)沁 l /l ﾊ } ﾉ ＼ ＼
ﾞ､l l } i ﾄ -へ∥ j l j 乂;;ｿjＯl/ j 癶 `＜,,__
､ { l 人ﾄ{ ＼ j云､ /} //l｛｛ ＞―- ､ ＼ ｀丶､
lﾄl l い いヽ彡く,,心、 ﾉ／/ j::::У::::::::::::::::::＼ ＼ ｀丶、
}} j∧ {＼l＼ ＼ ゞ;;ｿ ,; -―- 、 ／l / /::/:::::::::::::::::::::::::::::＼ `ヽ､ ｀ヽ、
∥ ヽ {j { Ｏ ／ .: .: .: .: .:＼ﾉl /:::j:::::／:::::::::::::::::::::::::::ヽ `ヽ､ ＼ ＼
〈(＿ノ/ ノイ ＞''"￣/: .: .: .: .: .: .: .: .:＼┴､l::/::::::::::::::::::::::::／::::::::ヽ ＼ ＼ ヽ
`ー ／: .: .: .: /.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:`} ∨::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::Y ＼ ヽ ヽ
/.: .: .: .: .: .{.: .: .: .: .: .: .: .: .j: .: .: j /:::::::::::::::::／::::::::::::::::／::::::i ＼＼ ﾞ
j.: .: .: .: .: .: l.: .: .: .: .: .: .: .: {.: .: .:ﾉ l:::::::::::／::::::／::::::／:::::::::::::i ﾄ､ヽ l
{.: .: .: .: .: .: .!.: .: .: .: .: .: .: .: V.: /ｲ }～::::::::::／:::::::::/::::::::::::::::::::i l ヽ＼} }
}.: .: .: .: .: .: .l.: .: .: .: .: .: .: .: .:∨:/j/:::::::::／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i l ﾞ､ V
j .: .: .: .: .: .: .l.: .: .: .: .: .: .: .: .: Y::::::::::／:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::i l 、ﾊ
i.: .: .: .: .: .: .: l.: .: .: .: .: .: .: .: .: .}::::／:::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::/::::i ｜ ﾊ i
l.: .: .: .: .: .: .: l.: .: .: .: .: .: .: .: .: j::/::::::::::::::::::::::::/ .: ヽ::::::::::::::/:::::::＼ j ノノ} }
66 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 14:29:42 ID:rWO1dPKI [6/6]
＞しかしちょうど剣術修行開始と家の手伝い本格化のタイミングで記憶戻るのかあ
＞ある程度体が慣れるまでは戻らない方が幸せだったろうなｗ
でもそれはそれで「戻るのが遅い」と怒るでしょうね。難儀なものです。
>>55
＞栄養や生活が変わると体格って変わりますからねえ
あ、この場合は思考や嗜好の変化でした。
わかりにくくてごめんなさい。
>>57
＞上位やる夫がこんな目に会うことは・・・・・ないな
＞誰もそんな恐れ多いことできるやついないだろうし、そもそも世界の側が拒否するなｗ
今回の後半は下っ端やる夫への対応と合わせてご覧くださいw
（いつもならゲームオーバーの時点で相手にせず「ぽいっ」だけど、今回のニャル子さんはどこか機嫌が悪かったようです）
ではまた。
67 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 15:43:25 ID:/9w8WSxQ
乙
このやる夫記憶なくても本質は変わっていないのは>>7で分かったｗ
このやる夫の望みが叶いそうなファンタジーって>>1さんのゼロ魔世界かな？
そうだったらいつかやる夫の下手くそな偽物として狂信持っている誰かに殺されそうな気がする
所で気になったんですが、アーたんも実はすごい上位の存在みたいだけどやる夫の本体と比べてどれくいの差があるんですか？
ニャル子含めて下っ端が他の種族を騙して陥れてそれでポイントを手に入れて…と言う事はそう言う社会体制があるのだとしたら
人間としては好感を持てるアーたんの方が異端であり、その異端を押し付けようとする転生者とかにありがちな存在と言う事に…
68 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 16:43:00 ID:vvLgx6W2
乙
理解できないことに接すると、あんまり深く考えちゃいけないんだ、とも思ってしまう。
世の中、理由は忘れたけどそうなってる、って事の多い事もんね。
伝統の保持と誇るべきか、発展の弊害と罵るべきか、それとも自身を守る防壁だと喜ぶべきか…
69 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 17:18:22 ID:ZzKe9HVU [2/2]
浴槽の水をお湯に変えられる魔法があるなら
血液なんかも沸騰させられるんだろうしなぁ……
理解してないだけで術者は分子運動に干渉してるのかも知れないし
マクスウェルの悪魔が無自覚に闊歩する世界とか怖すぎる。
70 名前：名無しさん[sage] 投稿日：2014/09/08(月) 18:00:14 ID:JqGS.JRs [2/2]
やる夫て上級、中級は当然として下級でさえ自分が新たな体制を作るか体制側に骨の髄まで浸かることになるからな
文字通り末端も末端じゃないと（能力的に）痛い目見ることはないというか回避するだろうな
71 名前：1 ◆WeAPMvKLVc[] 投稿日：2014/09/08(月) 22:16:17 ID:fBwb5RnU
>>67
＞このやる夫の望みが叶いそうなファンタジーって>>1さんのゼロ魔世界かな？
いや、あのガチガチな世界でファンタジーな冒険は無理でしょう。
それにあそこのメイジ、かなり数も多い上に万能ですし。
（作品の更に未来だと虚無も解析され、更に進んでるかもですしね……）
……ああ、「アの国」とかのハルケやその周辺国外ならできるか。
ふぁんたじーなぼうけん。
ハルケの手がまだ伸びていなければ、ですが。
＞そうだったらいつかやる夫の下手くそな偽物として狂信持っている誰かに殺されそうな気がする
|
| それ以前にあそこは「関係者以外立ち入り禁止」の禁域ですよ……。
|
＼
￣￣￣￣￣￣＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ / ,.. '´/ ｲ ヽ ｀ヽ、
,' / ,. '´ ,' /.! ',¨' ､ ヾヽ
i. l. ／ ,. ! i. l '. ヽ、 、 ヽ.＼
l. l. , ' / .l. l i ､ ヽ ヽ ヽ. ヽ
l. l / ./ .! !│ ! ! ヾ、 ﾍ ﾍ. ∨
! l. / ,' ! l. i l. i ﾍ i. i. ! ﾍ ∨
i. Y , i/! l ! ', i.! .!. ', 、 .! l !. '. ,
〉. i./ !.l !. ',. ', l i l! lヽ i. lヽ.l. l. !. '.. ,
,' ヽヽ .!/ ', ', ヽヽ i !_lﾍ l__ﾑ斗ヽj ヾ l !ヽ .! .!
i ∧ ﾏ ! i i lヽi.､ ヾ、 i / .! !¨l¨i ヽﾉ ,..ｲ !. l! ﾍ !. i
! ,' !ヽヽ l ! lヽ| ヾ,.ｲ ｀ l' ./´ .!/ ,..z=イ´ ! l i! .i. l.! !
l ! .! ﾍ ﾏ ',. l!i斗匕ヽ ＼. ! ' ¨´r'///,! .! i /l. i! .l!. '.
l.l ! i. !. ヽ!ヾ、z=ﾆ示¨ヽ! 匁z ﾂ ,..ｨﾘ /j / .!/ヽ. !. '.
ヾ / .!. l. ! ! r'///i ｀¨｢i´l.! ∨/／ .! ヽ ,
/ .ｨ .i.､! l. ＼ヽ 匁z ｿ ,.ｨ !.! .!l ,.'/' / .i! ! ヽ、 ,
/ .ハ. i. l. l ､ ヽゝ ¨¨´ .:! _,.. ィ´ ,.ｨ ／' i. ', ',
／´ ﾍヽl. l ､ .!ヽ ヽ、 ￣ ,. イ / ! ', ,
ヾ! l/i｀ヾ、_人. ｀ ＿,.. -‐っ ¨´／!j/ i ', ,
│i!{i /ｲ i. ヽ、 ｀ -‐ ¨ ／ !i ,'
l. !｀ヽ! .! | l ＞ ...,_ ,.ィ´ .!i. , ヽ
│| l. ! .i ¨ r-- ‐ '´ ,. -‐ ¨i! i ＼
// .! / l ,.. イi ,.ｨ'´ i! i! ヽ
// !' ! i.! | ./ .! i. iヽ、
＞所で気になったんですが、アーたんも実はすごい上位の存在みたいだけどやる夫の本体と比べてどれくいの差があるんですか？
彼女は人間ですよ？ 今は知りませんが少なくとも元は。
