やる夫が異世界で生きるようです 設定 『ハルケギニアの料理(を食べる人たち)について』 >奮発で表通りの屋台って言うのがやっぱ異世界やる夫とはだいぶ違うなぁ。 >お店に入るなんて奮発どころじゃないんだろうな。 お店だと、会計に席料とかサービス料が加算されちゃいますからねえ。 どうしても割高になってしまいます。 無論、屋台などより手の込んだものを食べられるでしょう。 ですが雑兵物語のやる夫としては、ある程度のものでおなかいっぱいになればいいので…… 「待つのがいや、すぐ食べたい」 「堅苦しいのはいや」(←そういうイメージがある) 「美味しくても割高なモノは食べたくない」 こんな感じですかねえ? でもまあ、庶民の感覚はたいていこんなもの、外食と言えば屋台です。 店で利用すると言えば、みんなでどんちゃん騒ぎが出来る酒場くらいですか。 スカロンの屋台がダメなのも納得ですw(つーか、屋台で「銀(スウ)払い」ってどうよ?) 「では、それで店(外食店)はやっていけるのか?」という疑問を持たれるかもしれませんが…… 実は、できます。 彼等の顧客は貴族です。 貴族はピンからキリまで存在しますが、皆こういった店を利用します。 たとえば結婚式ともなれば、平貴族ですら50人前、100人前といった仕出し料理(単価40~60スウ!)を発注します。 もう少し上なら、料理人たちを呼ぶでしょう。 こういった大きなことでなくとも「世話になった人を~」等、何かにつけて利用します。 こういった需要は相当なモノ、まさに一大産業なのですよ。 さて、この場合重視されるものはなんでしょう? 味はもちろんですが、素材も重視されます。「もてなし」ですからね。 料理だけではありません。 その店の場所は? その店の店構えは? その店の客層は? その店の由緒は? ……庶民が入ったら色々台無しですよね? 異世界のやる夫が断られるのもさもありなんです。 (まあ、庶民の方もそんな堅苦しい店ノーサンキューでしょうがw) ぶっちゃけ「料理」「菓子」は貴族のもの、平民(庶民)には縁がありません。(「名誉貴族」的な金持ちは別として) 庶民の味は… そうですね、大雑把なアメリカン的なものかもw(異世界やる夫驚愕 コンナモノハリョウリジャナイ、タベラレナイオ…orz) ただまあここ最近は金持ち(中層階級中位以上)だけでなく、小金を持ってる平民(下層階級上位~中層階級下位)も貴族の真似をし、 結婚式とか特別な日には料理店に頼み、余裕があれば月一とか年数回とか料理屋で外食するようになりました。 このため、店の間には厳密な序列があります。(レストラン、ビストロ、ブラッスリー…みたいな感じ?) ※下層階級とは資本を持たず己の身一つで働く人々であり、王都平民の大多数を占める階層です。 いわゆる「庶民」ですがピンキリで、上の方になると「腕のいい職人」とかなので結構な収入があるのですよ。 上はぶっちゃけ下位の中層階級より収入がいいです(まあしょせん一代限りどころか「病気になったら~」ですけど……)。 あ、「下層階級」と言っても庶民はいわゆる貧民ではありません(貧民は「下層階級下位」かせいぜい「下層階級中位(下)」以下)。