帝國召喚 『本編第1章補足』  第1章最後の海戦においてワイバーン部隊が使用した爆弾は、皮肉な事に帝國海軍の陸上攻撃用の爆弾を改造したものでした。  おそらく不発弾を回収し、利用したのでしょう。  何故わざわざそのような事をしたのかというと、帝國海軍の大型艦を撃沈出来るような高性能爆弾を、この世界の科学技術ではとても開発できなかったからです。  (爆発力そのものの低さ――炸薬は黒色火薬――もありますが、なによりも徹甲弾や徹甲爆弾を作る技術そのものが無いのです)  ちなみにワイバーンが運用する爆弾は、急降下爆撃の場合だと100s爆弾が一般的です。水平爆撃でも200s爆弾がいいところでしょう。  それ以上の重量になると1騎では運用できないため、2〜3騎での運用となります。  (この種の爆弾は、敵の防護陣地破壊用の大型爆弾として、特殊爆弾扱いになります)