帝國召喚 『帝國海軍主要部隊一覧(昭和19年4月1日現在)』 1、連合艦隊 【連合艦隊司令部直率】  ・第一戦隊 戦艦「大和」「武蔵」  他。 【第一艦隊】  ・第二戦隊 戦艦「長門」「陸奥」  ・第三戦隊 戦艦「伊勢」「日向」「山城」「扶桑」  ・第七戦隊 重巡「古鷹」「加古」「青葉」「衣笠」  ・第十一戦隊 軽巡「大井」「北上」 *「大井」「北上」は現在防空巡洋艦に改装中。  ・第一駆逐戦隊 軽巡「阿賀野」 艦隊駆逐艦16(夕雲型16)  ・第三駆逐戦隊 軽巡「矢矧」 艦隊駆逐艦16(夕雲型3、島風型1、吹雪型12)  ・第四航空戦隊 空母「隼鷹」「飛鷹」「龍驤」(艦戦45+9、艦爆36+6、艦攻24+3) 【第二艦隊】  ・第四戦隊 戦艦「金剛」「榛名」「比叡」「霧島」  ・第五戦隊 重巡「高雄」「愛宕」「摩耶」「鳥海」  ・第六戦隊 重巡「妙高」「那智」「足柄」「羽黒」 *「足柄」は現在修理中。  ・第二駆逐戦隊 軽巡「能代」 艦隊駆逐艦16(陽炎型16)  ・第四駆逐戦隊 軽巡「夕張」 艦隊駆逐艦15(陽炎型2、初春型6、吹雪型7) *「夕張」は「酒匂」就役までの繋ぎ。  ・第五航空戦隊 空母「千歳」「千代田」「日進」「瑞穂」(艦戦48+12、艦爆/艦攻48+12) *現在は全艦空母改装中、半年〜一年以内に完成。 【第三艦隊】  艦隊総旗艦 空母「大鳳」(艦戦18+3、艦爆18+3、艦攻18+3) *出撃時には第一空母群に同行。  第一空母群  ・第一航空戦隊 空母「瑞鶴」「翔鶴」「瑞鳳」(艦戦54+9、艦爆36+6、艦攻42+6) 防空駆逐艦3(秋月型)  ・第八戦隊 重巡「最上」「三隈」  ・第五駆逐戦隊 軽巡「那珂」 艦隊駆逐艦8(朝潮型8)  第二空母群  ・第二航空戦隊 空母「赤城」「加賀」「祥鳳」(艦戦54+9、艦爆36+6、艦攻42+6) 防空駆逐艦2(秋月型)  ・第九戦隊 重巡「鈴谷」「熊野」  ・第六駆逐戦隊 軽巡「神通」 艦隊駆逐艦8(白露型8)  第三空母群  ・第三航空戦隊 空母「蒼龍」「飛龍」「龍鳳」(艦戦54+9、艦爆36+6、艦攻42+6) 防空駆逐艦2(秋月型)  ・第十戦隊 重巡「利根」「筑摩」  ・第七駆逐戦隊 軽巡「川内」 艦隊駆逐艦8(朝潮型2、白露型2、暁型4) 【第四艦隊】  機動運用の支援艦艇群を統一的に運用する艦隊。艦隊司令部は陸上。 【第五艦隊】 通称『レムリア方面艦隊』。  艦隊総旗艦 軽巡「大淀」  水上艦艇群  ・第二十九戦隊 哨戒巡洋艦「天龍」「龍田」  ・第三十九戦隊 敷設艦/特設敷設艦3  ・第四十九戦隊 特設水上機母艦1 、哨戒艇4  ・第八駆逐戦隊 軽巡「長良」 旧式駆逐艦8  ・第六航空戦隊 空母「海鷹」「天鷹」「神鷹」(艦戦27+9、艦爆/艦攻27+9) 旧式駆逐艦4 *あくまで一時的な配属。所属空母は一年以内に海上護衛総隊に移管される  小型艦艇群  掃海艇/駆潜艇/敷設艇(含特務艇) 10前後(数個隊)  砲艦 若干  陸上航空群  ・第三十九航空戦隊 零戦36+6、九九艦爆36+6、九七艦攻36+6、飛行艇12、水上機24、輸送機若干。 *ボルドー、ツーロンに展開。  支援艦艇群  病院船、特設工作艦等各種整備専門艦、現地資材加工艦、給糧艦/特設給糧艦、油槽船、各種輸送船等。  陸上部隊  根拠地隊/特別根拠地隊 複数(港湾管理・警備任務。各種支援・警備船/艇、水上機保有)  飛行場管理部隊 複数  特別陸戦隊 1個(大隊級)  通信隊、等。 【第六艦隊】  ・第一潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、甲型1隻、乙型8隻  ・第二潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、甲型1隻、乙型8隻  ・第三潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、甲型1隻、乙型4隻、丙型5隻  ・第四潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、巡潜型8隻  ・第五潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、海大型7隻(伊176〜182)  ・第六潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、海大型8隻(伊168〜173、174〜175)  ・第七潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、海大型13隻(伊153、154、155、158、156、157、159、160、162、164、165〜167)  ・第十一潜水戦隊 特設潜水母艦1隻、海中型9隻(呂60〜68) *訓練/対潜訓練任務  直轄として潜水母艦「迅鯨」「長鯨」、機潜型4隻。  海軍が保有する潜水母艦/特設潜水母艦、及び潜水艦を統一的に運用する艦隊。艦隊司令部は陸上。   (但し、呂100、101、102、103は現役のまま潜水学校へ) 【第十一航空艦隊】  第二十一、第二十二、第二十三の3個航空戦隊  (各航空戦隊の保有機は一式陸攻54+9、零戦36+6、偵察機10、輸送機6からなる)  他に直属部隊として一式陸攻18+3、飛行艇24) 【第十二航空艦隊】  九六式陸攻を運用・保管する航空艦隊。現在九六式陸攻の半数は保管、残り半数は輸送任務。 【第十一〜十四艦隊】  帝國本国を囲む大内海を守る方面艦隊。第十一は北部海域、第十二は東部海域、第十三は南部海域、第十四は西部海域を担当。 【第十五〜十八艦隊】  帝國本国を囲む大陸沿岸部を守る方面艦隊。第十五は西ロディニア方面、第十六は南ロディニア方面、第十七は南ガルム方面、第十八は東ガルム方面を担当。  尚、第十一〜十八艦隊の各艦隊戦力構成は――  水上艦艇群  5500トン型軽巡洋艦 1(艦隊総旗艦)  特設巡洋艦 2〜4(1個戦隊、戦隊番号は二十番台)  敷設艦/特設敷設艦 2〜4(1個戦隊、戦隊番号は三十番台)  特設水上機母艦 1、旧式駆逐艦/哨戒艇 3〜4(1個戦隊、戦隊番号は四十番台)  小型艦艇群  掃海艇/駆潜艇/敷設艇(含特務艇) 10前後(数個隊)  砲艦 若干  陸上航空群  艦戦18+3、艦攻18+3、飛行艇12、水上機24、輸送機若干。(1個航空戦隊、戦隊番号は三十番台)  支援艦艇群  病院船、特設工作艦等各種整備専門艦、現地資材加工艦、給糧艦/特設給糧艦、油槽船、各種輸送船等。  陸上部隊  根拠地隊/特別根拠地隊 複数(港湾管理・警備任務。各種支援・警備船/艇、水上機保有)  飛行場管理部隊 複数  特別陸戦隊 1個(大隊級)  通信隊、等。  ――である。  他に連合艦隊と同格の組織として、海上護衛総隊及び横須賀/呉/佐世保/舞鶴鎮守府がある。 2、海上護衛総隊  総隊司令部は陸上。  水上護衛群  空母 「大鷹」「冲鷹」「雲鷹」「海鷹」「天鷹」「神鷹」(艦戦54+18、艦爆/艦攻54+18) *現在「海鷹」「天鷹」「神鷹」は連合艦隊第五艦隊に派遣中、「雲鷹」は修理中。  大型海防艦/新型海防艦 若干(現在大幅増強中)  掃海艇/駆潜艇/敷設艇(含特務艇) 50前後  艦隊直属として飛行艇12、水上機24、輸送機若干。  他直轄部隊。 3、横須賀/呉/佐世保/舞鶴鎮守府  司令部は陸上。  各鎮守府の戦力は――  水上艦艇群  特設巡洋艦 2〜4  敷設艦/特設敷設艦 2〜4  旧式駆逐艦/哨戒艇 3〜4  小型艦艇群  掃海艇/駆潜艇/敷設艇(含特務艇) 10前後(数個隊)  陸上航空群  鎮守府直属として艦戦18+3、艦攻18+3、飛行艇12、水上機12、輸送機若干。  他、訓練部隊多数。  支援艦艇群  本国周辺海域担当のため、外地担当の第十一〜十八艦隊よりも大幅に少ない。  陸上部隊  鎮守府、要港部、根拠地隊/特別根拠地隊等複数(港湾管理・警備任務。各種支援・警備船/艇、水上機保有)  飛行場管理部隊 複数  連合特別陸戦隊 1個(旅団級)  ――等。  *母艦搭載機数(定数)  正規空母群――「大鳳」「瑞鶴」「翔鶴」「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」――は、艦戦18(常用)+3(補用)、艦爆18+3、艦攻18+3の計54+9。  準正規空母群――「隼鷹」「飛鷹」――は、艦戦18+3、艦爆18+3、艦攻3の計39+6。  軽空母群T――「龍驤」――は、艦戦9+3、艦攻18+3の計27+6。  軽空母群U――「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」――は、艦戦18+3、艦攻6の計24+3。  軽空母群V――「千歳」「千代田」「日進」「瑞穂」――は、艦戦12+3、艦爆/艦攻12+3の計24+6。  軽空母群W――「大鷹」「冲鷹」「雲鷹」「海鷹」「天鷹」「神鷹」――は、艦戦9+3、艦爆/艦攻9+3の計18+6。  ――以上、全23隻910機。  *各艦艇数及び航空機数はあくまで定数であり、保有数ではない。 <昭和19年4月時点における帝國海軍>  転移前から建造していた艦はあらかた出揃い、転移後に設計した艦艇群もそろそろ登場し始めた頃の海軍の部隊編制状況である。 @ソフト面  まず第一戦隊が第一艦隊から分離し、連合艦隊司令長官が第一艦隊を兼任することを止めたことが挙げられる。  これは担当する海域と艦隊数が大幅に増加し、とても第一艦隊司令長官を兼任できなくなったためであるが、最早連合艦隊司令長官という存在が『一海域で艦隊決戦を指揮する指揮官』ではなく『複数の海域に同時展開する艦隊を管理する管理者』となっていることから考えて、この措置は未だ艦隊決戦に未練を残す中途半端な改革と言えなくも無い。 (実際、いっそ陸に上がるべき、との声も少なからずあった)  また各方面艦隊は連合艦隊の指揮下にあるが、海上護衛総隊も海上交通に関しては方面艦隊に対して命令権を保有しており、有事の際の指揮の混乱が懸念されていた。 Aハード面  各種装備は、未だ転移後の状況変化に対応するには不十分であった。  加えて海軍正面戦力大半を連合艦隊が握り、残りの戦力も海上交通の保護に当たる海上護衛総隊が殆ど持っていってしまったため、本土防衛に当たる鎮守府の戦力は非常に少なく、事実上の哨戒戦力でしかない。  特にその航空戦力の貧弱さは、基地防空すらままならぬ程であった。  また航空機の不足は深刻な問題で、陸上航空隊を捻出するために空母の搭載定数が削られ、第一航空艦隊ですら正規空母の搭載定数を最小限に抑えられている。  他艦隊の空母にいたっては、搭載機が九六式艦戦と九七艦攻という例も珍しくない。  人員不足も深刻で第一、第二艦隊は定数を大きく割り込んでいた。